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スリバー衝突(地震)

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スリバー Sliber
英語 本来は断片とか切れた部分

地震用語では、海溝やトラフが長年の沈みこみ運動することで引き起こしている衝撃の方向性で、それがたまることで地殻動揺のストレスが、まったく無関係そうなある場所にたまって、ついには巨大な崩壊が起こることとなる。


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千島前弧スリバー




スリバーは英語発音ではスライバーかと思う







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先週の北海道胆振における古い造山活動に寄った山塊の、多重的な崩壊は、千島トラフでの引きずり込み運動の、長年に及ぶストレスがたまって、一気に、それまで地震とは無縁と考えられていた地層を動かしたものだと言われる。


つまり自分が住んでいる土地の地層、断層、その地層を構築している岩盤とその上に乗っかる地層の地質をまずは知っていることが大事で、あなたの街のハザードマップに、地層や液状化の危険な地区、そしてスリバーストレスの危険がある地域などが乗っていないのなら、そのハザードマップは、不親切であり、その自治体の地震に対する危機感の比較的薄いことを証明していることと判断してよく、すみやかに改善を申請すべきである。

ちなみに当家の大分市ハザードマップには、スリバーも液状化危険地帯も、まして地下深層部の活断層の詳細な分布図はなく、まったく頼りにならない状態。

少なくとも、あなた自身が、行政や教育委員会専門家への、個人的アプローチがなければ、危険性はわかりにくいと言わざるを得ないのが実情。

それは昨今の環境変化が急激で、彼らが、あわれにも付いて来れていないという、地方自治の悲哀であり、来年のハザードにそれらが掲載されればいいほうだと思うほうがいい。それほど今の環境変化はすさまじい。ようは、自分自身が地震についての「足元の知識」を知ることのほうが大事だろう。頼れない自治体に頼り、責任転嫁してはあまりも彼らの知識がプリミティブでミゼラブルだと思うべきだ。

たとえば筆者は現在、一級河川が作った沖積河岸段丘上の造成地に住まっているが、この沖積台地の地層は、おおむね全国で同じような構造になっていることが多い。それは胆振地区の火山の造山活動でできた山塊と大差はないだろう。そしてここは南海トラフのスリバー衝突の地でもある。大地震にみまわれた熊本市と同じである。いつ液状化や地盤崩壊があってもおかしくないが、ハザードマップでは安全地帯になっている。アスファルトで固めてある地表が、液状化や地盤沈下で沈みこみ、土砂崩れすれば、どんあ耐震構造の建造物であろうと、トラスがはいっていようと、関係なく、実に平等に下町へと流出してしまう。

段丘や台地は日本では、軽石、アカホヤ、阿蘇AT黒土、スコラが、花崗岩基盤に重なるのが基本で、崩れやすい。そこにスリバー軋轢のジャブが数万年あって、やがてアッパーカットがやってくるはずだ。そのきっかけとして、地震情報によってフックやジャブがどれだけ最近来ているかいないかを見ておくことが大事だ。

西日本の南海トラフは、五年以内に必ず動き、あなたの足元の地層に甚大なるアッパーをくらわすことは、まず避けがたいとしか思えない。いや、そう思っておくほうがいいという話だ。関東沖積台地にしても、規模の大小だけで、それは事情は同じである。豊洲の地盤沈下を見過ごすかどうかは、関東に住むあなたの危険認知度の問題だ。どうなるかなど誰にもわからない。


知っていようが、知らずにいようが、それは必ず来るのだから。



楽しく過ごすことだ。
所詮、ヒトは剣の上に生きている。














































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