九州中央部の火山阿蘇山が未明に噴火した。
周辺2kの範囲に大量降灰のもよう。
JR豊肥線運転規制中。
警戒レベル3。
警戒レベルとは?気象庁の火山警戒レベル一覧
噴火警戒レベルととるべき処置
レベル3は入山規制。居住範囲にまで重大な被害が出る可能性がある噴火があったという意味。レベル4なら避難準備となる。だから今回の阿蘇噴火は警戒度合いとしてはまだそれほど高いものではない。
朝起きて一番のニュースがこれだった。
知らないで外に出たけれど、大分市の当家にではまったくそういう雰囲気はなかった。ただ空気は今もなお若干硫黄くさい気がする。火山灰は空気で広がって全国、全地球へと拡散する。不必要な外出は控えたほうがよさそうだ。特に子供は。
深夜のことで噴火動画がまったくないから、どれくらいの噴火なのかまったく不明。
大地震との連動を思わせるものとしては、噴火時の震度が2となっていて、単独火山性地震というよりも連動性地震と言ってもいいのかも知れない。
阿蘇山はこれまで毎年のように鳴動しており、このレベル3が出されたのは昨年以来である。
全国火山規制情報
火山情報
水色=レベル3 オレンジ色=レベル4
- 北海道
- アトサヌプリ
- 雌阿寒岳
- 十勝岳
- 樽前山
- 倶多楽
- 有珠山
- 北海道駒ケ岳
- 恵山
- 東北
- 岩木山
- 秋田焼山
- 岩手山
- 秋田駒ケ岳
- 蔵王山
- 吾妻山 火口周辺規制
- 安達太良山
- 磐梯山
- 関東・中部
- 那須岳
- 草津白根山 火口周辺規制
- 浅間山 火口周辺規制
- 新潟焼山
- 焼岳
- 御嶽山 火口周辺規制
- 白山
- 富士山
- 箱根山LIVE
- 伊豆東部火山群
- 伊豆大島
- 三宅島
- 西之島 火口周辺危険
- 硫黄島 火口周辺危険
- 福徳岡ノ場 周辺海域警戒
- 九州
- 九重山
- 阿蘇山 入山規制
- 雲仙岳
- 霧島山
- 桜島 入山規制
- 薩摩硫黄島
- 口永良部島 入山規制
- 諏訪之瀬島火口周辺規制
- 鶴見岳・伽藍岳
- 霧島山(御鉢)
- 霧島山(新燃岳)火口周辺規制
- その他
- 全国の活火山
噴火警報・噴火予報の説明(気象庁)(外部サイト)
「噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や住民等の「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標です。
国全体の活動火山対策の総合的な推進に関する基本的な指針等を定めた活動火山対策特別措置法に基づき、各火山の地元の都道府県及び市町村は、火山防災協議会(都道府県、市町村、気象台、砂防部局、自衛隊、警察、消防、火山専門家等で構成)を設置し、平常時から噴火時の避難について共同で検討を行っています。火山防災協議会での共同検討の結果、火山活動の状況に応じた避難開始時期・避難対象地域が設定され、噴火警戒レベルに応じた「警戒が必要な範囲」と「とるべき防災対応」が市町村・都道府県の「地域防災計画」に定められた火山で、噴火警戒レベルは運用が開始(導入)されます。
噴火警戒レベルが運用されている火山では、平常時のうちに火山防災協議会で合意された避難開始時期・避難対象地域の設定に基づき、気象庁は「警戒が必要な範囲」を明示し、噴火警戒レベルを付して、地元の避難計画と一体的に噴火警報・予報を発表します。 市町村等の防災機関では、あらかじめ合意された範囲に対して迅速に入山規制や避難勧告等の防災対応をとることができ、噴火災害の軽減につながることが期待されます。」
以上気象庁
まずは一安心。
ただし今後の警戒情報発令には充分ご注意ください。
それにしても大地震と台風のあとは火山噴火とは、阿蘇・熊本・大分西部地域には災厄の年である。謹んでお悔やみ申し上げます。
現在、太平洋に新しい熱帯低気圧も発生しており、天気図を見ると明日にも台風になる模様。高気圧の所在から考えるとこれはいずれは日本へ近づくと思われます。大雨による熊本地方の土砂災害のないことを祈ります。
臥龍潜伏して災厄をなさんと欲す
スサノヲこれを平伏させんとす
しかるにこれ災害を助長す
阿蘇噴火はまるでスサノヲの怒りを表すかのようです。