タケは南方系だけだと思い込んできたがが、温帯系もあるらしい。
タケ亜科内の位置づけ[編集]
タケ類(タケ連)はイネ科タケ亜科に属する。タケ亜科にはタケ連のほかに Olyreae連が属するが、Olyreae連は典型的な草本であり、タケ連のような木質の茎を作らない。
Sungkaew et al. (2009)[4]の分子系統学的解析によると、タケ連は単系統ではなく、熱帯性木本タケ類と温帯性木本タケ類の2つの系統に分かれる。熱帯性木本タケ類が Olyreae と姉妹群となり、温帯性木本タケ類はそれら全体と姉妹群である。彼らはこの結果から、温帯性木本タケ類を Arundinarieae連に分割すべきとしている。
タケ亜科 |
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以上Wikiタケ
佐賀県の東名(ひがしみょう)遺跡は日本最大数の編み籠が出た縄文早期~初期の遺跡だが、それらの編み籠のほとんどが広葉樹の幹や枝を細く裂いたヘギ材(樹木の材を薄くそいで割った板)で編まれていた。これが筆者の仮説を完全否定するものであった。筆者は、タケが南方系で自分では種子による拡散をしない植物なので、今ある全国のタケは、沖縄~九州の隼人のような海人族が持って言ったと考えてきた。ところが編み籠素材の分布図を見ると、九州はむしろタケよりも広葉樹や、のちには葛やツルを用い、タケは考えもしていなかった関東を中心とした地域で使われている。
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日本のタケ亜種群は温帯系のタケで、南方系のバンブーとは違うらしい。
この図で、縄文初期の編み籠は、西日本でもタケ亜種は使われるものの、関東~南東北に集中して出土する。西日本の編み籠の主流は広葉樹のヘギ材である。全図から言えることは、籠やゴザの素材は、各地の在地素材をそれぞれ用いて工夫していたことになる。
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佐賀県教育委員会編『縄文の奇跡!東名遺跡』
九州は当然広葉樹林帯なので、広葉樹を裂いてひもにして編むのである。
しかし、ということは、縄文時代初期にはタケがあまり九州にはなかったということになるのか?
タケに関する民俗誌を、最初から考え直す必要があるようだ。