受傷人骨 じゅしょうじんこつ
は、遺跡から出土する人骨に傷があるもの。
その要因は、小さないさかいや喧嘩、あるいは大規模ないくさ、あるいは狩猟その他の作業中の事故によるもの、たまには襲われて食人された古代人のものすら含まれる。
一覧にあったとしても、そこが戦争遺跡だとはいえないケースもあるのでよろしく。
(場所・受傷理由などは各人検索願います)
居徳遺跡 高知県
新町遺跡 福岡県
新方遺跡 兵庫県
曲り田遺跡 福岡県
沖ノ原遺跡
松原遺跡
勝部遺跡
亀井遺跡
巨摩遺跡
山賀遺跡
玉津田中遺跡
雁屋遺跡
四分遺跡
鬼虎川遺跡 大阪府
土居ヶ浜遺跡 山口県
安永田遺跡
高木遺跡 福岡県
柚比梅坂遺跡
柚比本村遺跡
西新町遺跡 ×2ヶ所 福岡県
カルメル修道院内遺跡
スダレ遺跡
金隅遺跡
塚崎東畑遺跡
ハサコの宮遺跡
隅・西小田遺跡 ×2ヶ所
横隅上内畑遺跡
横隅狐塚遺跡 ×2ヶ所
” 7号遺跡
上月隅遺跡
高志神社遺跡
永岡遺跡
根獅子遺跡
上ノ郷遺跡
志波屋四の坪遺跡
有馬条里遺跡
青谷上寺地遺跡 鳥取県
三津永田遺跡
福岡県
近畿
欧州・中石器時代
国ごと
※縄文人の受傷人骨出土数は、同じ狩猟生活の欧州と比べても割合が非常に少ない。
そして弥生時代よりも欧州中石器時代のほうが多く、戦争であった可能性が高い。
戦争=大規模受傷死者が多いという意味である。特にドイツの遺跡人骨出土数の中での33%は非常に高い。まだ中石器時代なので、環境がよい場所ほど奪い合いが多かったと見える。
戦争死者である可能性は、縄文人<弥生人<欧州中石器時代人 となる。
弥生時代
総人骨 受傷人骨
早期 27 5
前期 233 1
中期 2347 53
後期 691 15
3298 74(内大人70)
縄文時代
全体 2576 19(全大人)
縄文時代受傷人骨分布図
参考資料 『文化進化の考古学』「戦争と人類進化」中川朋美・中尾央(博士課程)