記紀はなぜスサノヲという荒ぶる神を神話に登場させたのだろうか?
あなたはそう考えたことはないだろうか?
あのように、およそ神としてあまりに激しい神格を、なんの必要があって史書が書き残したのか?
この神を奉ずる氏族は多い。
王家の大連(おおむらじ)だった物部氏ですら、石上神宮には境外摂社に出雲建雄という名前でこの神を祭っている。蘇我氏も秦氏も、辛島氏も、実に多くの「王家の影」にいた氏族がスサノヲを丁重に祭った。
なぜ?
アマテラスという太陽の巫女の影の存在は月読であったはず。
しかるに神話の大部分に月読は登場せず、それは『古事記』神代冒頭に出現した五柱の國つくりの神々のごとく、「静かに神去りぬ」したかのようである。代わりにスサノヲという暴風のような神が、神話の最も重要な部分を占拠している。
スサノヲとは何を表しているのか?
異形
すさむ男
あらぶる神
暴風雨
河川の決壊
台風
祟り神
来訪神
精霊
将来する神
悪魔
鬼
しかれども災いを排除してくれる守護神
剣
鉄
和歌
出雲
植林
黄泉
母
新羅・・・・・・・・・・・・・・・・・
何を言わんとしているのだろう?
なにゆえに父に反発し
なにゆえに死んだ母を子供のように望んだか?
来訪する神・マユンガナシも蘇民将来
あなたはどう思うだろう。
わたしはこう思う。
わたし自身の中にいるスサノヲには、神話のスサノヲ同様の「神やらい」された荒神としての神格が添付されている。わたしの天性の気質に、まさしくスサノヲらしきものが憑依しているようなのだ。
だからわかることがある。
スサノヲは卑弥呼の男弟のように、姉を慕い、忠誠を尽くそうとして、いつも反対の結果を招くのだ。
まるで王家に換言し、正論を言って、闇に葬られた宰相である。
葛城氏、蘇我氏、聖徳太子、秦氏。多氏・・・・
すべて政治的に鬼にされていってしまった氏族たち。
渡来し帰化し、臣下となったにも関わらず裏切られ、殺された氏族。
来訪しながら家に泊めてはもらえなかった宿神。
蘇民将来。
五芒星の結界。
もうそれで充分にこの神の正体は説明されている。
祟る神は実は祟らない。
やさしき心根の将門なのである。
一番じゃなきゃいけないんですか?当然です。
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