せいぜい7世紀までほどしかなかった記憶を用いて餅を描き、1000年以上分も思い切り引き伸ばしてこしらえたのが日本古代史であろう。
だから、読んでいくとこれはどこかに似たような・・・という記事の繰り返しに気がつく。人物と名前が変わっただけで、同じことを何度も書いてある。年寄りの繰言か、アメリカ漫画のスプラッター技法のように。
たとえば多氏。
実在の名前は岐阜の多品治以降だけ。
それ以前は地方国造が子孫だったと自称しているという記事のみ。
ただ神八井耳という人物から出たとだけあり、そのもとは大和の「おう」という場所だとしているだけ。そのわけは壬申の乱で活躍してもらうためであり、対外的には天武の律令体制で真人となって子孫が『古事記』を書く、そのためにだけ大層に描かれ、それが全国の反発した氏族を祭祀で取り込んでふくれあがる。
中国の『史記』よりも『漢書』を重んじ、そこから話を作り上げる。
だから朝鮮の史書と齟齬が多い。
だから朝鮮の史書が少ない理由は?と逆に気づかされる。
逆に逆に考えてゆくと見えてくる。
持統女帝=アマテラス国家神の必要性から逆算してある。
そうだ、『日本書記』はそこから遡るように作られている。そう考えるとこの奇妙な史書が、当時、必要だったことが見えてくる。そしてその必要は、誰が一番必要だったかにも気づかされる。
要するに動機である。
物的証拠はなにもない。
だから書かれた直後からすぐに刷り込み作業が始まっている。『日本書記』講読解説の会が何度も行われた。
刷り込まれたのである。
持統・・・女帝の整合性、藤原氏宰相の妥当性・・・
Kawakatu’s HP 渡来と海人http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/
かわかつワールド!なんでも拾い上げ雑記帳
http://blogs.yahoo.co.jp/hgnicolboy/MYBLOG/yblog.html
日本史世界史同時代年表http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nennpyou.html
公開ファイルhttp://yahoo.jp/box/6aSHnc
装飾古墳画像コレクションhttp://yahoo.jp/box/DfCQJ3
ビデオクリップhttp://www.youtube.com/my_videos?o=U
かわかつワールド!なんでも拾い上げ雑記帳
http://blogs.yahoo.co.jp/hgnicolboy/MYBLOG/yblog.html
日本史世界史同時代年表http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nennpyou.html
公開ファイルhttp://yahoo.jp/box/6aSHnc
装飾古墳画像コレクションhttp://yahoo.jp/box/DfCQJ3
ビデオクリップhttp://www.youtube.com/my_videos?o=U