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鯨料理


クジラ部位と解体 江戸期
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「勇魚取絵図」







部位名称と解説 江戸期
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『鯨肉調味方』1832年









現代調理法各種
1 煮物
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2和え物
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3焼き物
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4揚げ物・蒸し物
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資料はすべて高正晴子『鯨料理の文化史』から






縄文時代に始まり、江戸期に隆盛し、明治・大正・昭和と営々と食べ続けられてきたクジラ料理・・・。

その期間は、言うならば縄文人・倭人・日本人が生きてきたすべての時間をクジラとともに過ごし、共生してきた時代であり、日本人の食習慣そのものであった。

1万年間の長きに渡ってわれわれ日本人はクジラを食べて、利用してきたが、クジラは決して絶滅しなかった。絶滅を言われ始めたのは技術と船が発達した昭和の戦後以降のことである。

ここでIWCがクジラを絶滅危惧種としたことは、確かに時期的に正しかっただろう。しかし全面禁止は、むしろ海洋生物の頂点にあるこの巨大な胃袋によるえさとなる生物にとってどのような影響があるのかわかっていない。もちろんクジラが増えれば天敵であるシャチも増える。シャチはクジラだけを獲物にはしていない。シャチのえさとなるクジラの子意外に、小型・大型魚類、アザラシ・ペンギンなどの動物も捕獲するのである。

問題は、いつまでクジラを増えさせるかの見極めである。

現代は捕鯨禁止は、金が動く政治的運動に利用される。政治家のクリーンさを言うがための道具となっている。グリーン・ピースもシー・シェパードも、金のために動く捕鯨反対支持者に過ぎない。特に、豪州などが目のカタキにして政治活動を繰り広げている。

最近ではまぐろやウナギなど、日本の海洋文化を壊滅させるように多くの生物が捕獲制限を受けている。

これらの動きの背景に、西欧の政治的なルールの押し付けがあることは言うまでもなかろう。


この問題はひとつクジラ問題に限らない、往古からの西欧人たちの世界を精神的にも支配したいという欲望が最大の問題であり、今後、アジア・アフリカ諸国への締め付けや差別はどんどん増えてくるだろう。なぜ西欧人たちはそれほおどに海洋生物という、みずからは無知な食料への固執を見せるのか?それは東洋人・アフリカ人、あるいはロシア人への中世から存続する差別からではないのか?

本当に絶滅を危惧しているのなら従うべきだろうが、しかし、そうである科学的な根拠は?

また単なる差別や、動物愛護からの規制かどうか。

将来の食糧事情と地球環境を考えれば、どうみても牧畜による食用牛の増産のほうは、環境破壊を犯している。クジラやイルカを殺せば動物愛好家はどなる、おこる、けれど、それがサメだったらどうなのか?シャチだったらどうなのか?


人間の歴史は差別と偏見の歴史である。
今後もそれは変わらない。
乗り越えるためにはマイノリティは勝つことしかない。









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