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竹田恒泰 勉強不足でも大学教授になれる日本

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先週の「たかじん 委員会」で竹田が吐いた言葉。

「いまだに、人間とサルをつなぐ動物は発見されていないじゃないか!」

つまり人類がサルから進化したなら、当然、その中間生物がいるはずだが、まだそんなのは見つかっていない。ということは科学は大嘘ばかりで信じられず、やっぱり宗教学が言ってきた、人間はあらゆる動物の中で最高位にあって、神から生まれた選ばれた生物なのであり、天皇こそがその最上位にある「あらひと神」なのだ====!!
ってことを、今頃、まだ考えているおばかのひとりが竹田なのである。


少しは勉強しろよと、ほにゃほにゃ言ってる学者(失礼!ロバート・ゲラー先生)は諭しておられたが、竹田は確かに文系学者でしかないおばか学者のひとりであろう。


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人間とサルをつなぐ生物は四種類が残存している。
アフリカのチンパンジー、ゴリラ、ボノボ、そしてアジア熱帯部のオランウータンである。

その中で直接人類進化に関与して、同じ系統樹に含まれる生物は、圧倒的にアフリカに住んでいるわけだが、ではオランウータンがそうではないかと言うと、まだ結論は出ていない。ただ、ほかの類人猿とオランウータンは科目が異なり、ほかがヒト亜科であるに対してオランはオランウータン科として独立した別種となっている。それが正しければオランウータンはヒトになるべき系統樹から13000年前には分かれていて、そこから人類に進化した流れは彼にはないことになる。しかしそれも今の仮説でしかない。人類が、単一のアフリカ猿人から分岐した仮説も仮説でしかない。しかし、アフリカのサルが乾燥によって猿人~原人と進化しながらアフリカを出て分岐していったという説は、まず間違いのない定説であることも間違いない。

ただ、どこでサルからヒトになったかについての諸説があるわけである。アフリカ内部でそうなったか、出てからどこかでそうなったかなのである。
また、いまだに、世界各地でその分岐は始まり、それぞれが欧州人やアジア人やになったという古い仮説もまだ破棄されてはいない。

かつて恐竜と鳥をつなぐ化石として始祖鳥が知られていたが、その始祖鳥も今は、すでに恐竜の進化した段階、恐竜そのものにも羽毛が生えていた、などの新説が出されていることはご承知だろう。

中間生物はいないのではなく、生きてはいないだけのことで、実に多くの猿人、原人化石サンプルは存在し、人間へと進化した系統樹もちゃんと定説化して誰でも見ることができる。つまり竹田の言辞は、あまりの勉強不足を大声で全国(関東には映らないかな?)で言ってしまったことになる。そもそも、この男、天皇家の分家の子孫だとか言っているが、どう見てもお父さんの気品が皆無で、ほんとに親子なのか、まずDNA検査したほうがいいのじゃなかろうか?父親はオリンピックで乗馬選手でもあったが、息子の顔はあまりに馬面で、それを疑ってしまうのである。冗談。


キリスト教の法王が、人類はサルから進化したを認めたのは、もうかなり前のことだ。それまでのローマ教会といえば、天動説でガリレオやコペルニクスを無視、弾圧するなど、科学をまったく軽蔑し続けてきたわけだが、ことほど左様に、宗教の迷信は頑迷で、いまだに少数が、人間がサルのような下等生物から生まれたはずはない!!などと信じているものがいる。いったい学校に居眠りにいってたんじゃないかというようなのが、テレビで学者顔して登場したりする。テレビとは昔の「親の因果が子に報い」的見世物小屋世界なのであり、そうした鬼っことか異常な事物・事象に飛びつき食い物にする業界である。つまりテレビに出ている=権威、立派な人なのではなく、タレントやテレビ先生たちは「異物」として面白いから見せてくれている「やから」「いろもの」なのだ。そこを本人が忘れてもらっては困る。

え、だからこそああいう異常なことを言って見せている?それじゃあ芸人じゃないか。ひひ~~~ん。

















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