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金気の申年・筆者年賀状の意味解説


申(金気始め)南西
酉(金気正中)西
戌(土気・金気終わり)北西

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筆者今年の年賀状に桃太郎エピソードを用いたわけは、今年から再来年までが陰陽五行の金気の年間だからである。

そう、桃太郎の三匹の連れたちは、「金=宝物の発見」に掛けられた桃太郎のキーワードになっているのだ。

金気とは?
金剋木(きんこくもく)で、金は木をくじき、火にくじかれるとなる。
金属は木よりも強く硬いが、火力で溶かされてしまう。

神職者や鍛冶屋や炭焼きたちが北西を聖なる方位としたのは、北西の風が火に強い季節風をふかせ、火力を増したからである。しかし一方で、一般人、市中の人々には火事を起こしかねない凶事の鬼門方位であった。

往古、金とはひとつゴールドだけでなく、広く金属を指した言葉である。鉄も銅もスズもみな「金」だった。鉱物=金。

それを中国の五行から、自由に方位や動物にあてたのが日本人の想像力と応用性だろう。


今年が金の年になるのかどうか?

しかし、日本の西側にある周辺アジア諸国は
「犬と猿は仲たがい、雉は戦力外」=「中国と朝鮮は仲たがい、韓国は戦力外」状態。困ったものである。彼らの東(辰・巳)にあるわが国やアメリカにとって、相変わらず東アジア三国は「やれやれ」の精神では三等国家のまま。『徒然草』の田舎者のように、礼も徳も知らぬ反対勢力にかき回され続ける不完全統一国家であり続けている。経済成長が精神成長と比例しない三流国家でしかなく、全くまとまらない。

イスラム世界などはそういうところにつけこんでくるに違いない。

高度成長期からのぬるま湯=平和ボケに浸かりきってきた日本人は、果たしてこれらの鬼にどう立ち向かうのでしょうか?水曜日のカンパネラの歌う桃太郎よろしく、ゲームとネットという実践なき虚像の中に身をまかせ切り、現実の脅威に立ち向かえない日本人は、虎であるアメリカの力を頼りきって、いつまでも気づかぬふりをしたまま。

これでは東アジア三国も、日本は「何も知らないうつけもの」と思い込んでしまうのもしかたあるまい。彼らが何年も前の日帝の侵略をいまだに言い募るのならば日本だって終戦後に北方四島に勝手に盟約を破棄して侵略し、奪い取ったロシアのやりざまや、シベリア抑留といった約束違反・人権無視行為を、もっと言い募ってもいい。

しかし、戦後、日本人は敗戦の大ショックを乗り切るがために、経済だけにまい進し、西側に或るアジアの情勢や西アジア・中東の現実、米ソの対立、半島の分裂などに、一切背を向けて生きてきた。それしか三等国と落ちたこの国を復興させる手段がなかったからだ。一刻も早くわが国は欧米並みに近づこうとして、同胞であるべき東アジア諸国も他人のように考え、背中をむけ、太平洋の東ばかりを見続けてきたのだった。


しかし世界情勢はすでに地球規模の「ひとつの地球」を望み始めている。奇しくも方位は西の年を迎えた。そろそろ日本も世界を視野に、新しい平和同盟のために立ち上がるべき時期にさしかかっているのではないだろうか?


それがアジアで最速の自由主義国家となりえた日本、唯一、二個の原爆を落とされながら、経済と精神の「金」を手にできた稀有な国家日本の進むべき道だろう。あのナチスのドイツでさえ核爆弾を落とされなかった。日本は極東の島国であり、そこから汚染風が向かうべき隣国に接していない位置にあったからにほかならない。ドイツは欧州のど真ん中にあり、ロシアに隣接していたから、爆風と汚染の広がりは連合国側に非常に都合の悪い政治事情をもたらす危険が多い位置だったから原爆を落とされなかったのだ。

桃太郎日本。
ここからが正念場。
災い転じて金気をものにできるかは、ひとえに日本人の心にかかっている。
そんな申年の始まりであります。






申年にちなんで、新春書初め記事は「サルと人間」に関する最新科学をいくつか扱おうと思っている。参考文献には京大霊長類研究所編集の『新しい霊長類学』を使うつもり。











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