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プロジェクトチームHPトップ画像より
草を束ねた「古代舟」、与那国島-西表島の海を渡れるか
旧石器時代に祖先が大陸からどのように海を渡ってきたかを再現検証する、国立科学博物館のプロジェクトチームが16日、都内の同館で会見し、航海で使うのと同じ「古代舟」の製作を公開した。プロジェクトは第1弾として、7月に草を束ねて造った舟で与那国島から西表島を目指し航海する。
同プロジェクトは必要な資金をインターネットで募っている。
ホームページはhttps://readyfor.jp/projects/koukai
ホームページはhttps://readyfor.jp/projects/koukai
本心を言えば、ぼくは沖縄と奄美の間の、いわゆる縄文後期の貝の道が簡易な船で渡れるかがとても気になっている。この海は波が高く激しい海で、今でも船の航行があやうしとされていて、日本列島で唯一の原人である港川人でも渡れなかった・・・つまり琉球原人と本土原人がつながりがないという説をくつがえせるかどうかの長い海峡なのである。縄文時代からの海の道では、あきらかに九州や北海道へも南海産の貝が運ばれており、彼らには可能だったわけであるが、原人や旧石器人にもそれが可能だったら、古くから南方系の血脈が本土にこれていたことの証明になるだろうが・・・。
それにしても、こうした冒険型歴史学の実験は最近増えてきた。大いに期待しようではないか!
『日本書紀』をちまちま謎解きしているよりよほど健康的である。
うらやましい。
ただ、ひとつ気になることは、3万年前は氷河期で、人が海を渡るようになれたのは縄文海進以降の1万年前だと思う。それが航海の常識。海は深くならなければ岩礁が露出しており、すぐにこっぱみじんになると思うんだが。