世界は今、焦燥感の真っ只中にある。
欧州ではイスラム教徒の逃げ込みでまたぞろ異民族・異教徒差別。
原因はもちろんイスラム過激派の横行だ。
これを受けるようにアメリカではトランプ登場。
日本でさえイスラム差別。
南沙諸島をめぐって中国とインドシナ、フィリピンが対立。
北朝鮮はミサイルばんばん、ロシア人拉致・・・。
これはいよいよ第三次世界大戦か?!という騒然とした世の中に。
どっちにせよ、既存の資本主義、それにささえられた自由主義は転機にさしかかっていることは間違いない。
では、誰が一番かを決めたら?
そういう声も聞こえてくる。
中国・アメリカ・ロシア・ISでバトル・ロワイヤルでもやったらどうだ?と。
勝手にどうぞ。われわれは関係ない。
そもそもヘイトの最初は十字軍である。
そのきっかけはもっとさかのぼって草原の騎馬民族フン族のひきおこした民族大移動。原始的生活を続けてきたゲルマン地方などからケルトやゲルマン民族が南下。南欧州内部に民族紛争。これを思想統一するために考え出されたのがオリエントの異民族征服。実に単純無比の着想だが、なにしろ人類はサルだったので、こういう単純な思想に感化されやすい。目的が外に見つかったから、どんどん侵略を始める。アレキサンダーばか大王のはじめた暴挙だ。
つまりヘイトの権化が白人自身。
それが異教徒を差別したいという「本能」でまだ動いている。
魔女狩りと同じである。
子供をおろす女は皆殺しにするとトランプは公言した。
フィリピンの大統領候補はフィリピン人を迫害するものはみな殺しにすると。
どうぞご勝手に。
われわれ東アジア人は、なんの歴史的な関わりがない話ばかりだ。