別に地震予測などというおこがましいことができるとは思ってないが、これほどあちこちが揺れてしまうと、もう変成帯による伝播論を超えてしまい、予測など不可能になってくる。いきなりはるか離れた北海道の渡島帯が揺れた。ここは北米プレートに乗っかっている場所。ちょっと西日本に住む自分には見当もつかない遠隔地だ。
ただ、プレートの押し合いへし合いで起こる作用反作用を考えると、もうどこにそれが及んでもおかしくないことになった気もする。
渡島帯はジュラ紀に列島に付加した古い地層だ。
9~14は同時期の変成岩でできた地帯。
北米プレートが動けば、東西南北に当然作用がゆくのだろうが、気になるのは宮城。函館~宮城・福島は同じ阿武隈変成帯で飛び地的につながっているので、もしすぐに宮城で震度の大きな揺れがあった場合、そのひずみが相模トラフを刺激するはず。すると南の南海プレートにそれは伝染するかも知れないので、今度は南海沖が不安定になるとも考えられる?
あるいはどーんと南のフィリピンで起こるかも知れない?
もちろん渡島帯と時期的に同時代の山陰地方も視野に置くべきだ。しかし、もう列島のどこで何が起きるか本当にわからないという状況。なのに全国各地で、停まっているとはいいながら原発はほったらかしになっている。
どうなるのか?この国は。
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