「SOV型(SOVがた)とは、文を作るときに、一般に主語 (Subject) - 目的語 (Object) - 動詞 (Verb)の語順をとる言語のこと。例えば日本語の文の「私は りんごを 食べる。」では、"私は"が主語(S)、"りんごを"が目的語(O)、"食べる"が動詞(V)である。言語類型論による調査では、世界の言語の約45%がSOV型言語である。
主な言語[編集]
日本語、琉球語、チベット語、ドイツ語、オランダ語、アイヌ語、朝鮮語、アルタイ諸語、インド・イラン語派、アルメニア語、ドラヴィダ語族、チベット・ビルマ語派、アムハラ語、ナバホ語、ケチュア語、アイマラ語、バスク語、シュメール語、アッカド語、エラム語、ヒッタイト語などがこの型をとる。ラテン語、サンスクリットでは多様な語順が認められるが、最も頻出する語順はSOV型である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/SOV%E5%9E%8B
https://ja.wikipedia.org/wiki/SOV%E5%9E%8B
江南少数民族の語順
ミャオ SVO(英語・漢語語順)
ヤオ SVO
ミエン SVO
チュワン SVO
タイ SVO
トン SVO
ミャオ SVO(英語・漢語語順)
ヤオ SVO
ミエン SVO
チュワン SVO
タイ SVO
トン SVO
ナシ SOV(日本語・朝鮮語語順)
イ語(ロロ語)SOV
トゥチャ SOV多い
ウイグルSOV
チベット語 SOV
台湾高山族 SOV
※総じてチベット・ビルマ系諸族とマレー系諸族はSOV型が多い。ただし彼らの言語が植民地時代や中国共産党支配以後のどこかで支配された国(漢やフランスや英国)の文法に変わった可能性は考えられ、本来は全部ウラル・アルタイ文法のSOV型だった可能性は否定できない。
また、江南系諸族と日本語はなぜか単語にオーストロネシア的な母音膠着単語も混じっている。
イ語(ロロ語)SOV
トゥチャ SOV多い
ウイグルSOV
チベット語 SOV
台湾高山族 SOV
※総じてチベット・ビルマ系諸族とマレー系諸族はSOV型が多い。ただし彼らの言語が植民地時代や中国共産党支配以後のどこかで支配された国(漢やフランスや英国)の文法に変わった可能性は考えられ、本来は全部ウラル・アルタイ文法のSOV型だった可能性は否定できない。
また、江南系諸族と日本語はなぜか単語にオーストロネシア的な母音膠着単語も混じっている。
ウラル語族とアルタイ諸語に共通する特徴としては、膠着語であり、SOV語順(例外もある)、母音調和、人称代名詞の類似が挙げられる。これらをもって「ウラル・アルタイ語族」という括りが設けられ、ツラン民族という概念が生じたりもした。
ウラル語族とアルタイ諸語の人称代名詞の比較
しかしウラル語族内の共通語彙を除いて「共通する基礎語彙がほとんどなく」、言語類型論的特徴は地域特性(言語連合)である可能性が高いとされ、同系性を示す証拠がないため、現在ではウラル語族とアルタイ諸語は別々に扱われている。
1990年代からはウラル語族とアルタイ諸語の関係性がユーラシア大語族の観点から再び関心がもたれるようになり、ウラル語族、アルタイ諸語、インド・ヨーロッパ語族の間で関連性を指摘する見方もある。[1]
区分[編集]
ウラル語族 サモエード語派
フィン・ウゴル語派
(ユカギール諸語) ウラル語族との同系説がある
ウラル語族 サモエード語派
フィン・ウゴル語派
(ユカギール諸語) ウラル語族との同系説がある
アルタイ諸語 テュルク諸語
モンゴル諸語
ツングース諸語
(朝鮮諸語)
(日本諸語)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E8%AA%9E%E6%97%8F
モンゴル諸語
ツングース諸語
(朝鮮諸語)
(日本諸語)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E8%AA%9E%E6%97%8F
ウラル・アルタイ語系のSOV文法諸語には、共通基礎語彙がまったくない。これはつまり、文法と語彙が別々に広がった言語だとなる。最初に持ち込んだ民族は、その後入った民族とまったく違う語彙を使う民族で、文法は変わらなかったが語彙は新しい民族のものがどんどん取り込まれたことになる。するとまた違う民族が来ても同じで、語彙のよいものだけ取り込む。これは語彙がすべて外来語でできたということになってしまう。ということは最初に来た民族の語彙は飲み込まれ失われたたということになる?日本語はそういうできかたをしている。朝鮮語もそうだ。お隣なのに、基礎語彙にまったく類似がない。あとの時代の外来語は存在する。ところが江南諸族の基礎語彙は日本語基礎語彙と同じ子音で始まる単語がかなり認められる。目はmで始まるが、江南諸族の多くで目はmで始まる(安本美典)。日本東北部は縄文時代の言語で、その多くはツングースなどが持ち込んだものではあろうが、アイヌのような古い南方系遺伝子を持った人々も入っている。これらは温暖化と稲作文化の北上でしだいにシャッフルされていっただろうが、明治時代になっても日本語の方言はまったく東京で通じていない。複雑な地形で封じ込められた人々では言語や文化のシャッフルには時間がかかる。しかし海を越える人々なら、それは画期的に迅速に行われたことだろう。海人族倭族が行かなかったところでは圧倒的に文化は遅れたはずだ。