海抜高度で見た場合世界一高い山はエベレストであるが、赤道地域の方がエベレストのある場所(北緯28度)よりも地球の半径が大きく水面も高い。この結果、標高ではチンボラソ(エクアドル最高峰)の6,268mよりエベレストのほうが約2,580m高いが、地球の中心からの距離ではチンボラソが約6,384.4km、エベレストが6,382.3kmであり、地球の中心から最も離れたチンボラソの方が約2.1km上回る。また海抜高度で見た場合でも、チンボラソはこの山より北のアメリカ大陸で最高峰。安山岩-デイサイト質の成層火山で、直近の噴火は西暦400~700年の間にあったと考えられる。
19世紀初頭まで、地球で一番高い山だと考えられており、17世紀から18世紀にかけて、多くの人たちが登頂に挑戦している。
Wikiチンボラソ
19世紀初頭まで、地球で一番高い山だと考えられており、17世紀から18世紀にかけて、多くの人たちが登頂に挑戦している。
Wikiチンボラソ
なぜ赤道付近が一番地球コア中心部からの半径が長いのかというと、地球が自転するからである。回転する球体には遠心力が働き膨張する。その力は赤道が最大になる。
実際にはエベレストよりも高いところにチンボラソ山は聳えている。つまり頂上がエベレストよりも2100mも高いところにある。ということはイコールチンボラソ最も宇宙に近い山。地球上で現実に一番宇宙に近い場所ということになる。チンボラソに登頂せずして世界の山を征服したと言うなかれなのである。
地球は意外と柔らかい。
人間は所詮、マグマの上に浮かんだ軟弱な地表に住んでいるだけだ。
しかもその地表にも、厚い所と薄いところがある。
厚い場所は断層が重なった場所である。
われわれは実は浮かんでいるのだ。
地球も宇宙に浮かんでいる。
そもそも根がないのだ。お忘れなく。何が起きても不思議ではない。
参考文献 渡辺満久『土地の「未来」は地形でわかる』2014