$ 0 0 日本の江戸期~明治期、ある種母性をくすぐること、己の肉体や精神の弱さを売り物にした一群の有名人が存在した。大西赤人、中原中也、立原道造、堀辰雄、梶井基次郎、そして徳川家康などである。これを「特権的肉体」として、むしろ憧れたのは唐十郎である。おれは嫌いだな。そして好きだ。