Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1881

ウイッチ・クラフト


ウイッチ・クラフト witchcraft
魔女の魔術

キリスト教と中世社会が、ともに「不都合の排除」のために創作したペテンのが結果が魔女である。男性中心の社会、キリスト教教化世界にとって、1結婚しない 2子供を産まない、 3通念と異なるラジカルな生き方を選ぶ、 4異教徒 5共産主義者など既成の自由主義に反する などの理由(タブー)から、史上数回にわたり女性を魔女として「魔女狩り」と称してとらえ、リンチしてきた歴史が欧米にはある。

例えば、フランスの自由の戦士であったジャンヌ・ダルクはよい例であろう。勝っていた間は女神とさえ言われたが、一旦負けると魔女とされ、古い男尊女卑思想の犠牲になった。

かつてはキリスト教の中でも、聖母マリア信仰は迫害の憂き目にあっている。

もともと古代シャーマンから続く民衆の中のオカルト的魔物であり、反面で道徳的にしつけに用いられていた悪魔や魔女が、それらを政治的に利用した背景には、差別と不都合が存在する。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 1

中世キリスト教・・・いや、宗教にはある時期、歴史的に異教徒への迫害はつき物だった。今もそれはないとは言えない。アメリカのKKK(クー・クラックス・クラン)などもそれである。差別と迫害は、人類がもともと動物から進化したことの証明でもある。動物のテリトリーを護ろうとする本能が発展して、縄張り意識、そしてそれを侵害するものへの攻撃が開始された。そこから他者への区別と差別は生まれた。つまり差別や迫害は、サルとしての動物性の残存であり、それが安定社会では代用品として?主として弱者へ向けられる。女性、子供、身体に障害を持つものなどを、健常で保守的な、変化を好まぬものによって仕分けされるのである。村八分、リンチ、奇妙な果実・・・。中でもキリスト教権威者たちのそれは激しく、それに反する人々はアンチキリストの烙印を押して差別、粛清、教化と銘打っての洗脳をほどこした。その中のひとつが魔女狩である。

(他国からの迫害が朝鮮民族を苦しめた。その期間が半島では永遠に続いたゆえに、彼らは今でも忘れない。しかし、その怨の心はなぜか中国には向かず日本にだけ向う。それが最後の迫害だったからだろう。秀吉とニッテイにだけそれは向かう。ただその怨をあまりにも忘れない志向性はやや異常に見えてしまう。あまりんも迫害が続いたために、きっと精神が古代へ逆行したのではあるまいか?もちろん政治家だけの話だが。日本はもっと上手に過去の賠償とあやまってきたことを宣伝すべきである。へただから、いつまでも納得しない。韓国国民を納得させる方法でもう一回だけあやまってみたらいい。それはテレビに何度も出ることであらかた彼らはおさまるはず。)


さて、ウイッチクラフトを魔女狩りから切り離して本来の意味を考えてみると、それは直訳すれば魔女のあらゆる所業ということになる。ハーブや薬草によるアロマテラピーなども、言うならばある種の魔女行為の産物だとも言えよう。それはよい意味では医術とか精神安定剤ではあるが、魔女的な意味では同時に麻薬、毒草となる。両面がある。その始まりはやはり古代のシャーマニズムであろう。


現代ウイッチクラフトをネオペイガニズムのひとつとする意見がある。
「ネオペイガニズム(英:Neopaganism, Neo-Paganism)または復興異教主義(ふっこういきょうしゅぎ)は多種多様な現代の宗教的な運動、特にそれらがヨーロッパの前キリスト教的なペイガニズムの信条によって影響されたものを呼ぶのに用いられる包括的な用語である[1][2]
ネオペイガニズム的な運動はきわめて多様で、多神教からアニミズムに、汎神論から他のパラダイムに広くわたる信条である。多くのネオペイガニズム運動は、まったく現代的な起源のスピリチュアリティ的活動を行なう。他方では、歴史的・民俗的起源を持つ、土着的・民族的宗教を再建または復活させようとする」
Wikiウイッチクラフトより


Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 2




魔女も悪魔も、中世、キリスト教に反すること、ひと、に対して生まれた区別である。つまり人間が創り出したモノ、観念、意識だと言える。もちろん神もそうである。その必要性は中世の「統治意識」に端を発する。言い換えると日本でなら、弥生時代と古墳時代の相違もそれである。一言で言うと、安定したから生まれたヒエラルキー意識である。

穀物を手にして人類は安定し、すると大きくなってゆく社会の円にmあるルールを必要とするようになる。それは大きくは法であり、民間ではイニシエーションから発したタブーを生むようになる。そこで当時の「科学」でしてはならないこと、常識に反するものを区別して排斥。そのひとつが魔女だった。




Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 3




「そんなおいたをしたら魔女に連れて行かれるよ!!」
といった言い回しはどこの世界にもある。もちろん迷信であるが、それこそが古代と中世を区分した意識の始まりなのである。古代なら、シャーマニズムは科学であり、信じて当然。それがあるとき(キリスト教社会ならそれはイスラーム世界からの侵略によって目覚める)、農業と牧畜が登場し、生活が安定し始めると古代の迷信がプリント化され、権威付けられた新しい宗教によって円の世界の意識統一を受けるようになる。ルールが生まれ、法が生まれ、宗教が政治から離れると、政治王によって統治と侵略、国土拡大、拡充に切り替わった。侵略に明け暮れる政治王の不在の間を、宗教王が代理することが多くなる。すると円の中身は、どんどんうさんくさく、抹香くさい、杓子定規なものになりかねない。白河上皇が源平にとってうっとうしかったように。王が実利を追う王であるに対して、宗教王は権威を追い、結果、自分の信ずる信仰を護ることにまい進。すると差別である。異教徒や言うことを聞かぬものどもはすべて悪魔・魔女。


民衆は、従わねばならず、身の回りにある異教徒を告発。自分とは違うから排他的になってどんどん告発。ひっつかまえて殺していったら、ばかじゃないから、あるときまた気付く。こんなことしていると肝心の女たちがいなくなり、子供がいなくなる。

これが近代への切り替わりである。


しかるに魔女の姿も変わり、役目も変わっていったのだった。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 4



















Viewing all articles
Browse latest Browse all 1881

Trending Articles