昨日の話だが、岩手県で作っている三陸震災復興道路の工事中に、環状列石が新たに見つかったというニュースがあった。
岩手県洋野町種市の「西平内I遺跡」。
縄文後期の大規模「環状列石」発掘か 岩手・洋野「復興道路」ルート上の遺跡
環状列石はほぼ墓地が同居する縄文後期の遺跡だが、墓地であることはまだ一般には知られていないことと思う。岩手ではすでに「上のマッカ遺跡環状列石」が近くで見つかっている。
すぐ近くですでに去年発見されている「上のマッカ遺跡」の環状列石
写真で見る限りでは、石はすべて倒れているようで、ほかの環状列石のような、生命のよみがえりを意味する緑色の石を使っているのかどうかもわからない。墓域はかなり広いはずなので、道路が一部をかすめている状態のようである。
しかし復興道路も早急に造ってしまいたいだろうし、保存はなかなか手がかかる。少しずらして公園にでもするのかな?それともコースをずらすかな?いずれにせよいい観光名所になって復興のはずみになればいい。秋田の大湯と並んで東北に新名所ができることだろう。
たぶん道路が完成したらここを避けて道がぐるっと回るんだろう。まさか遺跡全体を動かすことはなかろうな。
な?