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Channel: 民族学伝承ひろいあげ辞典
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日本の渡来地名/渡来人が住んでいたところ

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百済と息長氏論のための資料2
 
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《コマ・コウライ》
狛犬 高麗人参 独楽 駒)三重県伊勢市高麗広(こまひろ)は伊勢内宮から五十鈴川を遡った山間の里で、紅葉の名所でもある。
京都府の南部、木津川を挟んで、精華町「下狛」と木津川市山城に「上狛」があり、JRや近鉄線の駅名にもなっている。
大阪府柏原市一帯は旧若江郡「巨麻郷」、渋川郡許麻(こま)、大県郡「巨麻郷」の地である。
奈良県桜井市狛は三輪山の南東にあり、名刹長谷寺にも近い初瀬川流域の集落だ。付近には竜谷・出雲・初瀬・白河等の地名がありそれぞれ歴史的な由緒を感じる。
鳥取県大山町高麗はもとは高麗村であり、高麗小学校、公民館の高麗分館がある。
鹿児島市高麗町は市街地の中に位置している。蛇足だが「新宿コマ劇場」はその舞台が独楽(コマ)のように回るから名づけられたという。                                            
※厳密に「高麗」「狛」が高句麗だけを指さない使用例があるので要注意。またのちの高麗(こうらい)と古代のコマは別の国。
 
 
《カラ》 
日本人は古くから、はるか遠く中国・朝鮮半島やインドを「唐(から)」「天竺(てんじく)」と言い慣わしている。佐賀県の唐津や福岡県の唐泊、鹿児島市の唐湊は海外への出港地を示す地名だろう。
奈良県田原本町唐古(からこ)は韓(から)からの渡来人の住んだ地と言われている。
島根県大田市仁摩には「韓島」という小さな島があり、大田市大浦のことをかつては「韓浦」と呼んでいたこともあり、「韓神新羅神社」の存在からしても朝鮮半島からの渡来人を思わせる。
「カラ」が訛った地名になって残っているのが、群馬県甘楽(かんら)郡甘楽町とそこを流れる鏑(かむろ)川がある。
また、群馬県多野郡万場町と中里町が合併して出来た神流(かんな)町は清流神流川からとった名前で、やはり「から」から発音が転訛したものだ。多野郡吉井町には国指定特別史跡の「多胡(たご)碑」がある。この碑文は謎が多いが、711年にこの地に「多胡郡」を設置したことが見える。果たして、多胡とは多くの渡来人を意味するといわれているのだが
※「から」には唐のほかに加羅国、韓半島全域に使用するケースがあるので、吟味する必要がある。Kawa
 
 
《シラキ シラギ》
宮城県柴田郡川崎町支倉(はせくら)はかつての「陸奥国柴田郡新羅郷」だ。支倉には新羅人の供養塔があり、渡来人への熱い思いを感じる。福井県敦賀市白木は新羅人の名からきた地名で、そこに「白城(しらぎ)神社」がある。福島県猪苗代町白木城(しらぎじょう)、鹿児島県大口市白木も新羅人ゆかりの地で「新羅神社」がある。大阪市の住吉大社の神宮寺を「新羅寺」ということからすると、その付近に新羅人が居住地したことを思わせる。なお、全国各地にある「新羅神社」「新羅明神」は「御神体」が移動していったと考えられ、そこが必ずしも新羅人の渡来地とはいえない。(長野県阿智村「新羅明神社」 岐阜県多治見市「新羅神社」 新潟県上越市関山「新羅明神」 山形県高畠町「新羅神社」 青森県南部町「新羅神社」 山梨県南部町「新羅神社」 滋賀県大津市膳所「新羅明神」 京都府宇治市「新羅神社」 大阪府河南町「白木神社」 大阪市浪速区「白木神社」 兵庫県姫路市「新羅大明神」 岡山県瀬戸内市「牛窓「新羅明神」 島根県大田市「韓神新羅神社」等) 
※「しら」「しらぎ」は新羅国というよりも三国以前の弁韓東部由来である場合もかなり多い。考古学では弁韓新羅とすることが多い。同様に全羅南道地方の百済を北部の馬韓百済と南部の弁韓百済と呼ぶ。伽耶は安羅・加羅などの連合地帯なのでこれも区分けして理解したほうがよい。特に弁韓は九州倭人とほぼ同族関係にあって、共有地であった。「倭の北岸」と魏志が書いた理由もここにある。それだけ海人族が多かった共存国家である。ほぼ倭だったと言うと今は語弊が生じるが。
 
 
《クダラ》 
奈良県広陵町百済には「百済寺」  曽我川と葛城川に挟まれた条里制のしかれた水田地帯にある。
大阪市平野区から生野区 平野区の平野川に架かる橋を「百済橋」、旧平野川を「百済川」といった。
大阪府枚方市宮之阪に百済王寺及び百済王神社。枚方市・交野市一帯は白村江敗北以後、渡来した百済王氏が入れられ、それにつれて平野の百済あたりの人々も一部移住している。
滋賀県東近江市には名刹の百済寺(ひゃくさいじ)
熊本県の八代市久多良木には百済来川が流れ、百済来地蔵堂
参考サイトに加筆編集 http://baba72885.exblog.jp/7717494  
 
 
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「枚方歴史フォーラム 古代日本と百済」森浩一作成
        
 
※百済地名ではないが、継体大王と息長氏・三尾氏と百済渡来関連地名を森浩一の考察からあげておく
石川県羽咋・江沼
福井県・石川県にまたがって三国・三尾角折
滋賀県坂田・三尾(坂本)・水尾・息長
岐阜県武儀(むぎ)
愛知県尾張
 
その他新潟県弥彦もあげておく。
これらの地名はヤマトから日本海へ出て百済と交流するさいの潟湖港湾があり、その後も渡来技術=職人のメッカでありつづけている。つまり継体と息長氏が重視した寄港地である。
尾張は海人族海部の管理者として、継体に嫁を出した氏族。これがのちにヤマトタケルから出る息長田別王という別族の系譜作成の元になっている。ヤマトタケルの忠臣は武内宿禰で葛城族であるから、のちにこの系譜から神功皇后を生む葛城高額姫が登場するのである。
 
 
 
 
 
できるだけ資料を先にと思い、手間取っている。
ややこしい問題なので、まずからめてからせめておかないと、なかなか渡来系子孫たちや在日諸氏に納得させるのは手間がかかるのである。なかなか本論に入らずごかんべんを。
 
 
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Kawakatu’s HP マジカルミステリーコレクション渡来と海人http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/
画像が送れる掲示板http://8912.teacup.com/kawakatu/bbs/
Kawakatu日本史世界史同時代年表http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nennpyou.html
民族学伝承ひろいあげ辞典http://blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/MYBLOG/yblog.html/
Kawakatuワールドなんでも拾い上げ雑記帳http://blogs.yahoo.co.jp/hgnicolboy/MYBLOG/yblog.html/
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

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