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カール・セーガンのコズミックカレンダー

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今や「地球史」「宇宙史」は世間のインテリジェンスの大好きなアイテムのひとつになっている。

人類史もさることながら、その基盤を作ってつないできた宇宙と地球の歴史も、大事な歴史学である。

カール・セーガンが考えた宇宙史カレンダーというものがある。

当然、ここにくるインテリジェンスや、インテリコンプレックス人間ならご存知だろう。


1月1日:宇宙誕生(150億年前)
4月上旬:銀河系誕生
9月9日:太陽系誕生
9月14日:地球誕生(45億年前)
10月9日:生物(細菌類)の発生(38億年前)
11月12日:植物の発生

12月1日:酸素大気の発生
  18日:プランクトンの発生
  19日:魚類の発生
  24日:恐竜の発生
  25日:哺乳類の発生
  28日:恐竜の絶滅(7000万年前)→これ、興味あり。今では、6550年前

12月31日
  22時40分:猿人誕生(約400万年前)
  23時58分:ホモ・サピエンス(現生人類)の誕生
  23時59分50秒:四大文明の成立
  23時59分59.9秒:第二次世界対戦




これによればわたしたちの祖先は、おおみそかの紅白歌合戦がはじまって、一番おもしろい時間頃に生まれたことになり、宇宙史カレンダーの中で最後に近い時間だったことがわかる。つまり筆者がとく使う「ついさっき」ぼくたちは生まれたのである。

爪の先である。
あるいは爪の中の爪垢の時間帯で、恐竜も人類も、となりあわせるように生まれたり絶滅したりするのである。それほど宇宙や地球のタイムスケールはでかい。

その時間枠の感覚だ。
歴史を考えるときにこれがないと、まずは歴史を語る資格がないということだ。
古代を語るときに、現代の県境や市町村という行政区画を念頭におくようではどうしようもないわけだ。




さて、実は筆者はこのカレンダーは今、すでに二年目に入っていることを感じている。翌年のカレンダーが、すでにめくられようとしているのかも知れないと言う発想である。


つまりそれは人類の絶滅を念頭にした長期的視点を肯定するという史観である。


そこまでいくと、隣国のどうのこうのとか、瑣末な瞬時のことであることにいやがおうでも気づかされることになる。やれ邪馬台国がどこだとか、やれ縄文人の食人風習の問題とか、右だ左だとか、どうでもいいほどの瑣末な瞬間の時間枠であると気がつくはずだ。


ただ、そこまでのタイムスケールでものを書いたって、きっとほとんどの人類には、ぽっか~~ん???になってしまうことだろう。

第一それでは金は動くまい。

かくして、金のせいで、私たちはいつまでたってもおばかでありつづけ、死んでいく。


金すなわち経済活動が始まったことを、ぼくたちおばかさんは「進化」だと思うわけだが、さあて、ほんとにそうだったかなどは、二順目のカレンダーにこれから刻まれてゆくことなのだ。未来のことはわからない。うすうす気づくことができるのだが、あなたも私も、死んだ跡のことなど知ったことではないから、気づかぬ振りをして、次の世代に丸投げするだけである。


だってしょうがないじゃないか。ぼくらは宇宙史の中のたった爪の垢の、しかもみっちりつまったその垢の、ほんの先っぽでしかないんだから。そんなちっぽけな爪の垢が、前を走るバイクや車にいちいち憤慨してあおってみたり、殺してみたりしているんだから、いよいよ人類は終末へ加速している最後のサルだなとなる。

いいですか?サルの前はネズミですよ。ネズミの前は爬虫類、その前は魚、その前は単細胞ですよ。その前は?無ですよ。生き残るのは最も多様性あるものでしょう?ならそれは昆虫ですわな。人類なんか生き残りませんの代表ですよね?

文句があるなら宇宙の摂理である神に言えばあ?


急激な進化ができたものは、急激に衰退する。いらなくなったからです。


地球はぼくたちをやがて捨てます。






























2に続くかもね。
まあ、そういうわけで、どうにも最近は、細かいことを書く気になれないのである。
継体大王もそうだ。書きたいことはあるけれど、小さすぎるなとなってしまう。西洋人は日本史の中では縄文にしか興味がない。日本人は弥生から古墳にしか興味がない。
視点が違うのである。
日本人がどうやって生まれたかに、世界の考古学は興味がない。日本人だけが日本人に興味がある。つまり日本人は極めて消えやすい民族だからだ。



次回はたぶん「国」。
都出比呂志さんが死ぬ前に本をとりまとめているので、参考にしている。古い時代の意見をよりまとめている古い知識なのだが、けっこう刺激はもらえているよ。












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