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継体大王を滅ぼしたのは誰か?シリーズその1 

 
 
この巳年タグも使えるのはあとわずか
 
 
 
日本の4世紀~6世紀・・・
いわゆる謎の四世紀から飛鳥時代の開始まで、古代史ファンがもっとも知りたい微妙な部分が、昨今の考古学の画期的な発掘成果を集大成することで見えてくる。
そういうシリーズになればと思う。
いわゆる謎の四世紀から激動の六世紀までが図解によって一目瞭然になればよいのだが・・・。
 
 
 
資料が多い。
それを自分なりに図解にしていきたい。
だからちょっと時間と手間がかかる。
図解は見るものにわかりやすいが、それを作ろうとするものには難関である。
 
少しずつ作っていこうと思う。
 
 
まず本日は継体大王の出自や、勢力範囲にかかわる「大王の威信財」のなかから、
広帯二山式冠の分布からはじめてみよう。
 
 
ナビゲーターはわが母校の後輩である水谷千秋の『継体大王と朝鮮半島の謎』から。
 


 
 
■継体大王の威信財
継体大王とその関連氏族との連携を証明する考古学的遺物=威信財を、水谷は次のように明確に示した。
 
1 阿蘇ピンク石製石棺
2 広帯二山式冠
3 捩じり環頭太刀
4 三葉文楕円形杏葉
 
物的証拠ということである。
 
今回はまず2の冠についてだけ書いておきたい。
 
 
◆広帯二山式冠(ひろおびもん・にざんしき・かんむり、こうたいもんにざんしき)
の全国分布図
 
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イメージ 1
 
 
※資料図解の作成でかなり手間取っている。新しいブラウザが拒否したアイテムを取り戻すのに時間を消費してしまった。申し訳ない。
 
 
 
 
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イメージ 2
これは滋賀県高島市の鴨稲荷山古墳出土の冠。
この冠の形式が淀川から琵琶湖に至るライン上の5世紀後半の古墳・・・つまり継体大王の時代の遺跡から帯状に出ている。
 
 
 
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イメージ 3
 
この広帯二山式の冠というのは、基本は熊本県和水町(なごみまち)の江田船山古墳
(五世紀後半)を基点として、その後継体が生きている間に、特に近畿地方の淀川沿線で広範囲にラインを作って出ている。
 
 
 
 
今日はここまでである。
 
 
 
 
 
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