最後に、たまには視野を広げて海洋民族の歴史を眺めておこう。
縄文とケルト海洋民の死生観は実にそっくりで、円の思想で形成されている。
かたや縄文は環状列石や環状集落を持ち多神教崇拝、さらに弥生の古墳も縄文的な柄鏡型で渦巻きを生命の再生模様とした。
かたやケルトはストーンヘンジやニューグレンジなどの円形墓地を持ち、古墳にそっくりの羨道・石室を持ち、多神教で、これまた渦巻きを再生の絵柄とした。
そっくりじゃないか・・・そいう人は多いが、東西に分かたれたその中間地域に類似の文化がなく、まったく隔絶した場所に登場する。世界の端と端である。
いったい、偶然の一致なのか?
「他の鉄器時代のヨーロッパの民族と同じく、初期のケルト人は多神教の神話・宗教構造を持っていた。ケルト神話は古代ローマと密接な接触を持ったケルト民族、たとえばガリア人やケルトイベリア人などの間では、ローマ帝国による征服とキリスト教への改宗のため生き残ることができず、かれらの神話はほぼローマやキリスト教側の同時代史料を通じてのみ今に伝えられている。他方で政治的、言語的アイデンティティを維持することができた民族(ゲール人、ピクト人、大ブリテン島とアイルランドのブリトン人)は祖先の神話の名残りを今に残すことができたが、文字に書き記されたのは中世に入ってからであった。」
Wikiケルト神話より
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なにからなにまで、スケールが違うだけでそっくりなのである。
そしてヘテラルキー社会ということでも一致する。
上のケルトデザインの中に、日本の弧文・弧帯文にもそっくりなものすらある。
つまりおなじ死生観を持っている。
それが偶然なのか、あるいはつながっていたのかは、これからも最高の刺激をぼくに与え続けることだろう。
必ず、人がつないだ痕跡があるはずだ。中東・インドから南米までの道のり、海の道にそれはいつか必ず発見され、つながらぬミッシング・リングはやがて美しい円弧を地球儀に描くことだろう。それまでぼくは探求をやめられない。
もちろんその輪は、物質・遺跡からではなく、人間の心理の不思議な一致から解明されたとしてもぼくは一向にかまわない。謎は解くためにあり、これほどわくわくする刺激は、ほかにはないのだから。
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