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Channel: 民族学伝承ひろいあげ辞典
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あなたがたでは一生黄泉比良坂観念はわからない

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「さて、黄泉国は通常、地下にあると考えられてきた。『古事記伝』六之巻?代四之巻には、
 
さて祝辭に、吾名妋能命波、上津國乎所知食倍志、吾波下津國乎所知牟止申氐とのたまひ、又欲罷妣國根之堅洲國と、須佐之男命の詔へる【私記に、根國謂黄泉也と云、萬葉五に之多敝乃使とよめるも、泉路のことなるが、下方使と聞ゆ、出雲國風土記に、伯國郡内夜見嶋と云ことあるは、黄泉に由あることありての名なるべし、】などを以見れば、下方に在国なりけり、(5)
 
と書かれている。しかし、最近では、黄泉国は葦原中国よりも上にあるという説が出ている。その根拠となるのは『古事記』本文中の「坂本」という言葉である。この表現から、黄泉国と葦原中国は同じ地上世界であると考えられる。(6)また、黄泉国が地下にある場合、黄泉比良坂は「坂上」で葦原中国と接し、「坂本」で黄泉国と接することになる。そのため、『古事記』本文においては、伊耶那岐命は千引の石 ちびきのいわで黄泉比良坂を塞ぎ、千引の石を挟んで伊耶那美命と話した後、黄泉比良坂を上って葦原中国に戻ってきたことになる。すると、黄泉比良坂自体は黄泉国でなく、葦原中国に属することになり、黄泉比良坂が黄泉国に属するという通説と矛盾する。(7)
 
黄泉国が上にあるという考えは私が持つイメージとは大きく異なる。だが、黄泉国としてではなく、山に死者が行くというイメージならばどうだろうか。恐山には死者の魂が集まるとされ、シャーマンであるイタコが口寄せ、すなわち故人の霊を呼び出して自分に乗り移らせる。姨捨山では更級に住む男が口減らしのために親代わりの姥を山に捨てた。『竹取物語』では富士山の山頂で不死の薬を焼く。通常、月に一番近い場所で焼いたと考えられているが、死と結び付きの深い場所で不死の薬を焼いたとも考えられる。鳥辺山は火葬場として有名である。個々の山に限らずとも、墓が立つ場所は山の上というイメージがある。こう考えれば、山と死者が結び付くイメージがある。黄泉国が葦原中国の上にあるという考えも納得できるかもしれない。」 
 
 


 
 
 
 
 
この論者は、古代人の「境目」観念がまったくわかっていない。
いや、すべての神話学者たちが、どうやら黄泉国が上にあったか下にあったかになどという、視覚的分析に埋没しているということは、何も人間の観念が見えていないと判断せざるを得なくなるのである。まことにがっかりさせられる論である。馬鹿じゃないのか?
 
 
 
境い目にある坂が、地上界のものか、死後世界のものか、などという論争自体が空虚である。なぜ、それが彼の世とこの世のあわい、つまり間にある、いずれの世界でもなくあっちとこっちの境い目だと気づかないのか?この愚鈍さにいらいらとしてくる。
 
 
こんな連中に、一生黄泉や他界観などわかるはずもないし、能や狂言の幽玄のなんたるかも理解できまい。唾棄に値する。こうしたおバカが学者である限り、記紀神話は「感じる」ものだという意味もわかるまい。一度黒田官兵衛のように幽閉したほうがいい。未知をあまりに信じられない科学バカである。
 
 
 
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