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チューリング・パターン/シャーマンは神懸からない

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動物の体は波が作り出す
 

「私は、『波』の作用は、動物のからだの模様をつくるだけではなく、生命のかたちづくりのさまざまな局面で起きているのではないかと考えています。実際、これまで私たちの指が形づくられていくときには遺伝子によって決定されていると考えられていましたが、最近になってイギリスの研究者が、
 
指の形成はチューリングの理論のように波がつくっているのではないか
 
という論文を発表しています」近藤滋
 
 
また、肺は食道から分かれた小さな袋が次第に枝分かれしてできていくが、どのようにしてこのような複雑で精巧な肺の構造がつくられていくのかわかっていなかったらしい。しかし、最近、この複雑な肺の構造をつくっていくときにも、活性化因子と抑制因子の働きによる波が重要な役割を果たしているのではないかという研究が、日本でも進められているという。
 
「きっと、遺伝子はからだの構造の大まかな形を決める役割を持っているのでしょう。肺でいえば、初期の頃形成される気管支の分岐などは、遺伝子による設計図に記されているのだと思う。けれども、肺胞の小さな分岐のところまではその設計図には書かれていなくて、その先はチューリングの理論のように、細胞同士のやり取りを現場でしながらつくりあげていくのだと思います。

また、いまは、波がどのようして起きるかという研究からさらに進んで、模様を形成する遺伝子を解析してチューリング理論を分子機構のレベルで明らかにしようと研究を進めています。分子レベルで解明することができれば、生物に起きるチューリング波(皮膚模様)を自在に操ることができるかもしれません」
 
 
 
 


 
 
チューリング理論(チューリング・マシン)は1970年に彼が死んだ後、いったんは数理物理学の世界から完全に「消された」机上の計算論理である。フィボナッチ定数(=黄金比率)を生物にもあてはめられるよう論理発展した数理理論。「チューリングの卵」とも。その中に「チューリングの波(Turing Pattern)」理論=反応拡散方程式がある。簡単に言えば生物の皮膚の模様が自発的に波状に生育するという理論で、発展させればあらゆる生物には自発的に螺旋を描くように成長するということにつながる理論。
 
 
ほとんどの学者・研究者がこれを否定しているが、中には近藤のようにそれが正しいのだと証明し続けるへそ曲がり(^^も存在し、次第に「そうかも?」理論へと見直しが始まっている。
 
 
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テキサス大学の数理物理学グループは科学雑誌『Natur』誌に、チューリング波の発生に成功したと発表した。二枚のガラスの間に生物の皮膜をおき、ある種の化学反応を起こさせると、ある一定の温度で、自由自在に、縞模様、無模様、班点模様が生まれたというもの。これこそがまさにチューリング・パターン理論の実験成功を意味していた。
 
 
生命の発生がこのような細胞が螺旋を描くことから始まった?のではないかという大発見だった。
 
 
 
筆者、科学には無知だが、思うに細胞や模様が螺旋や渦巻きを描こうとするわけは、どうも引力のせいもあるんじゃないかと思う次第である。ある一定方向へ、なんらかの宇宙や地球の磁力が働いている結果、そうなるんじゃないのか?けれど、つる植物の巻き方に左右あったりするわけは説明できませんがね。
 
 
しかしまあ、やっぱりあらゆる生命には宇宙という神が働いて必然的に渦巻きを信仰していったのは間違いないことでしょう。
 
 
巻貝の腕輪などは、貝殻を建てや横に切り裂いたときに中に存在する渦巻き、螺旋模様を「永遠」と感じ取った古代人がステータスにしたものだし、ケルトや弥生人古墳時代人たちが描き出した渦巻き模様である弧文や組み紐の幾何学模様はそれの図案化だったというのもある。
 
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例えば人間の生理現象として起こるめまいや麻薬反応や酔っぱらったときのめくるめく視界の回転なんぞは、もしかして計算された宇宙理論どおりの方程式が出現しているだけかも知れない。シャーマンが憑依して目が回るほど右へ左へ回転するのもそういうことかも?
 
 
よく「神ががり」などと言うけれど、実はシャーマン自体は絶対に神掛かることはないのだ。神社神道の訓練でも一番に釘をさされるのはここである。「絶対に信仰は神ががりしてはいけない」と最初に皇学院では教えられる。それは宗教は原始信仰ではないからだ。神懸からせるのが商売だからね。簡単に神懸かるのは信者のほうである。オーム真理教もそうだったわけでしょ?
 
なぜならヒトを信仰の渦に巻き込むには、マジシャンは常に冷徹客観的でいなければならないのである。自分まで完全に憑依されてしまうと、集団自殺になりかねない。
 
専門家でない人々の中に、すぐに神は、神様は、といいたがるしろうとが多いのは、彼等が神を信じたがって神がかりすることこそが信仰だという勘違いがあるからである。そういうのをバッタ信仰とでも呼び、詐欺師の一種であると強く思うことこそが人生を無駄にしない方程式であろう。
 
 
 
神とは「いる」ものではなく、「在る」ものである。「在る」とはつまり物質である。摂理にほかならない。人間のようにそこに居るのではないものなのだ。だからこそ常に客観的にながめておくものなのである。お間違いなく。
 
 
 
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