Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1881

島歌 奄美と差別 そして環太平洋モンゴロイド半球









Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 1



まずは聞くなら本物を
朝崎郁恵  あはがり
https://youtu.be/RxiTGypwjYk





以下引用文
 島唄シマ唄(しまうた)は、奄美群島で歌われる民謡である。
 元来は、奄美群島の住民により、同諸島で歌われる民謡を指して用いられていた。近年、用語が沖縄や日本全国に広まるにつれて、本来の用法から離れて、奄美群島の民謡と琉球民謡が混同されたり、あるいは、琉球民謡の別名としてあやまって使用されることもある。本項では、奄美群島の民謡としての島唄について説明する。
 
概要
 奄美群島の方言である奄美方言(シマグチ、シマユムタ、シマユミタ、シマムニ、シマフトバなどと呼ばれる。)では、シマは自らの郷里を指し、シマ唄とは郷里の民謡を意味する。 「シマ」という言葉は、奄美群島、個々の島、集落など様々な範囲に対して用いられるが、「シマ」と片仮名表記する場合には集落のことを指すことが多い。
 そして、奄美大島の高齢者は、出身集落以外の歌は「シマウタ」とは呼ばないとの報告もある[2]。実際、奄美群島や沖縄県では集落ごとにそのオリジナルの民謡を持っていることが多く、また多くの市町村に広まっている歌であっても、集落ごとに異なった歌詞のバリエーションを持っていることがある。
 現在も、専業または兼業で島唄を生業とする者は多く、奄美民謡大賞などの賞も存在する。同賞の受賞者で、後に全国デビューした歌手には、元ちとせ中孝介などがいる。
 
 近年、奄美群島の民謡と琉球民謡との総称として、あるいは、琉球民謡のみを指して、さらには、琉球民謡の影響を受けた歌までを、「島唄」とあやまって呼ぶ例が増えている。「島唄」という呼称は1970年代に、琉球放送のラジオ番組などを通じて沖縄に導入された。
 また、1990年代には全国的に広まったが、これは、山梨県出身であるが沖縄県のイメージが強いTHE BOOMの「島唄」のヒットの影響であるとも言われる。このように民謡の呼び方と唄われる地域との対応関係が不明確になったことに対して、奄美群島と沖縄県の双方から問題視する声がある。
 
 
 
特徴
 グイン(裏声を多用し、こぶしを効かせたファルセットの一種)といわれる独特の歌唱法や、音域が非常に広いなどの特徴を持っている。奄美大島の島唄は、北部の笠利節/笠利唄(かさんぶし/かさんうた)と南部の東節/東唄(ひぎゃぶし/ひぎゃうた)の2つの流れに大別される。笠利節は、ゆったりとした調子で深みのある荘重な表現が特徴であり、東節は、激しく変化に富んだ節回しで情緒的な表現が特徴である。
 笠利町出身の里アンナは笠利節、元ちとせ中孝介は東節の系統にあたる。徳之島以北は本土と同じ五音音階陽音階(律音階。ヨナ抜き音階参照)で、日本民謡の南限という側面を持つ。一方で、沖永良部島以南では琉球音階が用いられ、琉歌の北限という側面も持っており、琉球民謡の一翼を担う。
 琉歌は八音を中心に、五音・六音・七音を標準とする定型詩であり、基本的には「サンパチロク」といわれ、八・八・八・六を基本形とする。





民謡、歌は必ずその地域の長い歴史の中から生まれる。
最古は来訪神を迎える歌垣があり、本来、そこには差別など存在しない。
奄美大島と諸島は、15世紀以後、琉球王によって従属支配、その後、薩摩藩によって植民地化、やがてアメリカ軍によって基地へと変遷したが、その大半の歴史は従属と冷遇の時代であったとも言える。








奄美群島の歴史
奄美群島での人の痕跡は、約3万年前のものと推定されるアマングスク遺跡(徳之島)で、南西諸島最古級の遺跡である。土浜ヤーヤ遺跡(奄美大島)、喜子川遺跡(同)などは旧石器時代から縄文時代初期の遺跡と言われ、姶良カルデラ火山灰(2万4000年前〜2万2000年前)と鬼界カルデラの火山灰(約6400年前)も確認されている。

日本本土沖縄諸島地方と交流は、縄文時代・弥生時代古墳時代などを通じて活発に行われていた。宇宿貝塚(奄美大島)からは、南島起源の宇宿下層式土器と共に、九州の縄文後期の市来式土器や、種子島屋久島口永良部島が起源の一湊式土器が出土している。また、瀬戸内海系の里木式系土器が神野貝塚(沖永良部島)で出土するなど、多くの遺跡で北方と南方の混在、影響を受けた製品、さらに独自に発展したものが確認されている。逆に、市来貝塚(鹿児島県いちき串木野市)からは、地元の市来式土器と共に奄美大島の嘉徳II式によく似た土器と、オオツタノハガイ貝輪が出土しており、薩摩半島への伝播も確認されている。ただ、宇宿貝塚(奄美大島)や住吉貝塚(沖永良部島)などで検出された住居跡は方形状に並べたもので、九州のそれとは形態が異なっている。4-5世紀には地元産のスセン當式土器(沖永良部島)が、6世紀には兼久式土器[1](奄美大島)が出現した。同時に金属製品も出土しているため、鉄器の製造開始はこの年代の可能性が指摘されている。

ヤコウガイなどは、螺鈿の原料として重要な交易品であった。マツノト遺跡(奄美大島)、小湊フワガネク遺跡(同)などで螺鈿原料の加工跡が確認され、開元通宝(奄美群島から八重山列島まで出土)も広く出土しており、商人の広範な活動の証拠とされている。」


Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 2



Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 3



15世紀に入り、沖縄本島の統一を進めていた第一尚氏1416年応永23年)に北山王国を滅ぼし、その領土であった与論島沖永良部島に服従を要求する。沖永良部島において、北山王の一族であった島之主一家とその重臣達は使者船を侵攻と誤認して自刃、1429年応永23年)に両島は琉球王国の領土に組み込まれた。次いで徳之島も服属し、島之主西世之主恩太良金が徳之島大親に任命された。この後、琉球王国よって奄美群島の地元領主階級は「大親」と呼称される。
1447年文安4年)に尚思達王が奄美大島を従わせた。1450年宝徳2年)から1462年寛正3年)まで、喜界島を攻略するためほぼ毎年攻撃を仕掛けていた(『李朝実録』)。1466年(文正元年)に尚徳王が3000の兵をもって喜界島を制圧、琉球王国はようやく奄美群島全域を支配下に置いた。













島嶼国家とは、このように常に外部からの干渉を受ける歴史がある。
琉球も当然、中国歴代国家や日本の薩摩藩などからの干渉を強く受けてきた。
島嶼は、明治政府によりその多くが被差別扱いされ、現在もまだ奄美などは登録上、そのまま部落扱いにされているままである。

そうした多くの島嶼差別がある歴史の中で、太平洋に浮かぶ星の数ほどの島々のひとつであるのが日本列島である。災害史では日本列島は環太平洋火山諸島=リング・オブ・ファイアのひとつである。太平洋を地図で逆さまにすると、日本列島、琉球列島、奄美群島、小笠原諸島、伊豆諸島などなどが、広大無辺のモンゴロイド居住地であることに気がつくはずである。

それらの大多数が植民地として干渉されてきた中で、日本列島だけは、敗戦の一時期にアメリカGHQによる支配下にあったことを覗けば、幸運にもその2000年の歴史のあいだ、ただの一度も他国からの被支配、被差別、植民地化の被害を受けずにやってこれた。

大多数の南洋の島人の歴史が、海の移動、移住、別天地探索の旅人として過ごされてきたのに比べると、北半球にある日本列島と諸島の人々だけは、縄文時代の火山爆発や環境変化のとき以外は、おしなべて定住、稲作、狩猟、採集生活を約束されている。


Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 4



つまり日本列島は蓬莱でありながら、平和な国家として存続した、世界史上、例のない平和ボケ国家を育て上げてくれた恵まれすぎた土地だったことになる。その平和が、これからも永遠に続くためには、何を世界へ向けてしていかねばならないかであろう。また重要なことは、いつまでも何もしないでも、その平和は続くなどとは決して思わないことだろう。海で隔てられ、閉ざされていた、蓬莱国家ジパングの時代はもうはるかな過去となった。周辺には虎視眈々とこの列島をねらう大国がひしめき、琉球列島も小笠原も例外ではなくなっている。



いつまでも、ぬるい水に浸かっていられると思ったら、子々孫々の安寧も、戦禍や災害禍によってあっという間に消え去るだろう。地球史の数十億年、人類史の30万年という時間軸の中で、これまでの2000年などはほんのつかの間だったに過ぎない。つかの間の平和国家だったことを今こそ身にしみて知っておくべきであろう。









Kawakatu’s HP 渡来と海人http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/
かわかつワールド!なんでも拾い上げ雑記帳
 http://blogs.yahoo.co.jp/hgnicolboy/MYBLOG/yblog.html
 日本史世界史同時代年表http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nennpyou.html
公開ファイルhttp://yahoo.jp/box/6aSHnc
装飾古墳画像コレクションhttp://yahoo.jp/box/DfCQJ3
ビデオクリップhttp://www.youtube.com/my_videos?o=U












































Viewing all articles
Browse latest Browse all 1881

Trending Articles