●モロ
1 ムーア人のスペイン語表音。フィリピンのムスリム集団、民族。
「フィリピンに到達し、初めて彼らと接触したスペイン人により一括してモロ人(「ムーア人」の意。レコンキスタ当時のスペイン人によるアラブ人やムスリムの総称)と呼ばれるようになった。」
WIKIモロ
2 岩手県気仙郡周辺、宮城県北部の一部に残るケセン語では「仲間」のこと。集団。同級生→モロ家(もろや)。共同体。九州で言う「とぎ」関西の「つれ」、北陸の「ゆい」などと同意か?広義には「はらから」ということになろうか?「もろともにここで生まれたもの」ではないか?
「・・・何十年ぶりかの再会に胸を躍らせて、私は故郷に向かった。再会は楽しく、夜遅くまで宴会が続いた。モロ(同級生の仲間)の一人が、私の肩を抱いて言った。「やい、ハルツグ。お前は仙台に行って医者になっているそうだが、何だ、その言葉は。まるで昨日までここにいた者とまるっきり同じではないか。全く進歩のない奴だな、お前は!」私は涙が出るほど嬉しかった。これが私への最大の勲章だと、今でも思っている。」山浦玄嗣『ケセン語入門』序論「母なるケセン」