ヒトに付くシラミににはヒトジラミとケジラミの二種がいる。
ヒトジラミは、頭髪に付くアタマジラミと衣服に付くコロモジラミの2つの亜種に大別できる。
ケジラミは陰毛に付く。ケジラミも性交渉を介してうつる。
シラミの遺伝子調査で、最近、ゴリラのシラミとホモサピエンスの毛じらみが近縁種であることがわかったという。
http://news.nationalgeographic.com/news/2007/03/070316-gorilla-lice.html?source=rss
http://www.biomedcentral.com/1741-7007/5/7/abstract
ヒトジラミは、頭髪に付くアタマジラミと衣服に付くコロモジラミの2つの亜種に大別できる。
ケジラミは陰毛に付く。ケジラミも性交渉を介してうつる。
シラミの遺伝子調査で、最近、ゴリラのシラミとホモサピエンスの毛じらみが近縁種であることがわかったという。
http://news.nationalgeographic.com/news/2007/03/070316-gorilla-lice.html?source=rss
http://www.biomedcentral.com/1741-7007/5/7/abstract
ということは?
BSでも放映されたから見た人もいることだろうが、番組の中でも、それはゴリラと人類の祖先の誰かが交わったとしか考えられないと、控えめに発言していた。
ほんまかいな?と一応、遺伝子学の書物に当たってみた。
帯刀益夫『遺伝子と文化選択 「サル」から「人間」への進化』新曜社 2014
によると、
やはりそういうことが書いてある。
「シラミは、宿主なしには独自に生きることができない小さい翼のない昆虫で、鳥や哺乳動物に多い寄生体です。各宿主動物種は、それ自身独自のタイプのシラミをもっています。
以下、上記ヒトジラミの分類と同じことが書いてある。
この二種のシラミ(アタマジラミとコロモジラミ)は現代人の先祖である、ホモ・サピエンスの出現より十倍も早い、100万年以上前に主の分岐が起きています。
では、ヒトはどうして、こんなに古い二種のシラミを同時に持つことになったのでしょうか。その一つの理由は、二種のシラミが、ホモ・サピエンスの先祖がホモ・エレクトスから分岐したと同じ時期に分岐していたことと関係があります。つまり、ホモ・サピエンスは、約100万年もの間、ホモ・エレクトスが絶滅するまで共存していて、その間にホモ・エレクトスとの間で、交雑か身体的な接触があったために」つまりエッチしたからシラミが移ったんだと書いてある。
また、ヒトのケジラミは、ゴリラシラミと形態学的にも、ゲノム上でも近いので、直接ゴリラから直接移った可能性もあり、この場合、ホモ・サピエンスと直接ゴリラ!!、江レクトスとゴリラがあってからエレクトスとホモサピエンスがエッチもありうるとまで書いている。
おいおい、人類の父方はもしかするとゴリラだったのか?となりかねぬ発見である。
これを後押しするのが、マラリア病原体ゲノムのゴリラとの近似である。実は、それらの数値は、チンパンジーよりもゴリラと人類が親しかったことを示しているのである!えらいこっちゃ。
ただ、筆者はこう思う。ホモ・サピエンスが狩猟で、ゴリラを殺し、その毛皮を腰に巻いたなら、当然、ケジラミは移住するじゃないかと。不適切な関係があったにしても、せめてホモ・エレクトスを介した関係であって欲しいものだ。
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ホモ・エレクトスhttp://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=ie8scint&p=%E3%83%9B%E3%83%A2%2F%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B9#mode%3Ddetail%26index%3D1%26st%3D0
そのホモ・エレクトスは、つまりアジア人ならジャワ原人や北京原人も含まれる。ジャワの美人原人がゴリラだんなとセックスして、そのあと人類ともやったって?そんなあほな!!ではないか。失敬な(^^:
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まあ、ホモ・エレクトスは進化の度合いから見れば、手の親指がホモ・サピエンスと同じく、全部の指に対面する人類で、ものを持つことのできた人類である。エレクトス以前の人類の祖先は、まだ親指が全指に平行していて、ものをつかむよりも木の枝をつかんでぶら下がるのに適していて猿人であるから、エレクトスは新人に最も近い原人でもある。
それに今のところ、ゴリラとホモ・サピエンスが交雑したという証拠はほかに一切ないので、まずは一安心。エレクトスとの交雑は、言うならばばあちゃんと孫のエッチであるから、ありえないくはないんだと。いや、やっぱり毛皮からでしょうよ?
新人直前の旧人ネアンデルタールの人間との外見上の大きな相違に、上腕骨の未発達がある。上腕骨が未発達だと、石や物が投げられない。野球選手やテニス選手のように利き腕を毎日鍛える人の上腕骨は非常に発達しており、外見上で、あきらかに使わない腕と太さに大差がある。しかしネアンデルタール人にはその発達がなく、つまり槍を使った狩猟や投石は不可能だったそうである。
しかしゲノム上では、ネアンデルタール人には、アフリカ人よりも欧州人・アジア人のゲノムを共有しており、あきらかにアフリカを出たあとの人類であることが判明している。そして、ネアンデルタール人とクロマニョン人など新人との交雑は、地域によっては不可能ではなく、結婚すれば互いの不足を補える関係であると考えられるようになった。ネアンデルタールのゲノムは、新人のゲノムへと受け継がれたと見たほうがよいという。
あらゆるアフリカ類人猿(ゴリラ・オランウータン・チンパンジー・ボノボ)の中で、シラミとマラリア原虫の分析ではゴリラがヒトに一番近い。しかしチンパンジーとの類似もある。さて、あなたならどっちをお父さんに選びますか?優しく、たくましい、頼りがいのあるゴリラか、いささか乱暴ものだが頭のいい、ひょうきん者のチンパンジーか?
なに?やっぱりうちのハズがいいって?選択肢が狭いんじゃない?あなた。