大阪には はしがない?
「大阪は、八百八橋(はっぴゃくやばし)といわれるほど、橋が多い所です。
落語には「大阪には “ばし”はあるけど “はし” は無い」というシャレがあるとおり、ほとんど ~橋(ばし)と言う名前がついています。
“はし” で直ぐに思いつくのは京都ですね。三条大橋(さんじょうおおはし)四条大橋(しじょうおおはし)五条大橋(ごじょうおおはし)他にもあるかも知れません。
大阪では思い出せなかったので調べてみました。
●北港大橋(ほっこうおおはし) ●阪堺大橋(はんかいおおはし) **大橋となれば、ありそうです。
ところで、大阪のビジネス街にある橋、淀屋橋(よどやばし)と普通呼んでいますが、橋の近くでよく見ると・・・
淀屋橋のここに橋名が刻まれています。
近づいてみました
何と、濁点がありません。「よどやはし」
天神橋、天満橋と共に浪華三大橋と称される難波橋(なにわばし)は、大阪市の大川に架かる橋。浪速の名橋50選選定橋。大阪弁では「ナンニャバシ」と発音する。
念のため調べてみました
ちゃんと“ばし”になっています。橋のところの表示のみ"はし" と表示する約束でもないようです。
「なんでやねん・・」
なんとも馬鹿な着想だ。
橋は「はし」で、前に地名がつけば、全国どこでも「~ばし」と濁る。これは日本語の一般的な音韻変化でしかないので、全国共通である。また、京都に「はし」しかないという意見をもってきて、「大阪発音と京都発音の違い」に言及する馬鹿もいるらしいが、京都にも山ほど「~ばし」はある。
たんばばし、一条もどりばし、どんぐりばし、たけだばし、みずとりばし、かんじんばし、しょうめんばし、にしかもばし、ゆめくらばし、たかのばし、まつばらばし・・・枚挙にいとまがないほどたくさんある。
京都の橋http://www.djq.jp/river_liblary/kyoto_river_kamo.html
橋は「はし」で、前に地名がつけば、全国どこでも「~ばし」と濁る。これは日本語の一般的な音韻変化でしかないので、全国共通である。また、京都に「はし」しかないという意見をもってきて、「大阪発音と京都発音の違い」に言及する馬鹿もいるらしいが、京都にも山ほど「~ばし」はある。
たんばばし、一条もどりばし、どんぐりばし、たけだばし、みずとりばし、かんじんばし、しょうめんばし、にしかもばし、ゆめくらばし、たかのばし、まつばらばし・・・枚挙にいとまがないほどたくさんある。
京都の橋http://www.djq.jp/river_liblary/kyoto_river_kamo.html
大阪にはばししかない、それは京都のように「大」をつけないから、だけのことである。まえに「おお」がつけば日本語の法則では続く言葉は濁らない。「おおはし」である。「おおはしきょせん」を「おおばしきょせん」とは全国どこでも言わない。
これをもって京都と大阪では渡来の人種が違う、などという意見は筆者にとってはただの、酒のあてでしかない。淀屋橋が「よどやはし」と書いてある、なぜか分からない・・・そうである。
書き言葉では、口語文が完成する明治以前はすべて濁音は清音表記する。これはセオリーである。どこにも「分からない」ことなどない。
世の中にはずいぶんおばかが多いから客観がやめられないね。