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木下謙次郎『美味求真』

気分転換に古い食の書物のことを書く。

木下謙次郎『美味求真』(びみぐしん)
対象4年1月刊
Wiki美味求真は間違えて「びみきゅうしん」としてあるが、大正時代は漢音よりも呉音が流行った時期であり、「ぐしん」が正しい。

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「…味神は必ずしも富豪貴族の包厨(ほうちう)に来らずして、屡々(しばしば)愛求と趣味に富みたる質素なる人の食卓を見舞ふものとす。…」

「……此の世ありて以来、人は求めて止まざるものあるや久し。
而して其の眞を求むる心は智識となり、善を求むる心は信仰となり、美を求むる心は藝術となる。

 其の美若し言語文字となりて現はるれば文學となり、色彩、線、點となりて、現はるれば繪画彫刻建築となり、 音律となりて現はるれば音樂となり、四肢身體の動作となりて現はるれば舞踊となる。

 而して美を求むる對象が異性に在れば之を戀愛と云ひ、美を求むる心食味に在る時、之を至味と云ふ。……」


城下カレイ 日出町的山荘
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臼杵フグ
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安心院亭スッポン
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本当にうまい大分は湯布院なんぞにはございません。





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