あくまでも素人のつぶやき。
だから信憑性はありません。
お断りしておきます。
地震の作用反作用はあるか?
地震予知の参考になるか?なんですが・・・。
まずはこの動画をご覧ください。
どこにでもある玉突きオブジェの「ニュートンの揺りかご」です。
端っこが動くと玉突き現象が起きて、反対側の端っこが一番揺れていますね。
二個はじくと反対側も2個、三個なら三個が動きます。
これは物理では当然のことです。
三個動かしたら三個ということは、このオブジェなら全部が振動しますね。
一個や二個では、真ん中のボールまでは激しく動かない。
つまり真ん中はよほどのことが起こらなければ、安定しているわけです。
真ん中のボールを例えば日本列島の中国地方から中部地方という日本中央部だとしましょう。ちょっと広いですが、小さな揺れならまあこれでいいと思います。
東北大震災とか阪神淡路、熊本・大分地震のような巨大な地震の場合は、真ん中安定部はもっと狭くなると思います。
この図は東北大震災直後の日本全体に伝わった揺れを描いています。
三陸沖で大きく揺れると遠隔地のほうが揺れますね。
真ん中は安定してます。
さっきの玉突きオブジェとまったく同じ現象が起こります。
さて、おとといの17日、千葉東方沖でマグニチュード5クラスの小さな地震がありました。その前に熊本や埼玉で揺れました。これは以前書いた同じ変成帯上での作用反作用現象だとぼくは考えてしまう。
東北大震災のあと揺れた地域の数値データはWikiにあります。
非常に大きな地震でしたから、広範囲に余波が及んでいますが、はるかに離れた九州の有明海沿岸域、千葉県・茨城県などの北関東に大きな影響が出たようです。ところがぼくが住む熊本と同じ九州の大分市では、まったく揺れを感じませんでした。
これは巨大クエイクですから返って作用反作用のくっきりした現象は見えにくいのですが、やはり中央部は揺れにくいと感じます。
で、これまでの大地震のあと数年の地震をざっと調べてみます。それと過去の歴史書のデータもです。誰かそれらを分布図にすると見えてくると思いますが・・・。
ぼくはここを毎朝開くのがくせになっています。
最近の地震が震度1から全部載っています。
するとここ数ヶ月、小さいものから中くらいのものまで、地震が起きている地域にある共通性があるのが見えてきます。沖縄沖、トカラ列島、熊本、豊後水道、茨城、埼玉、三陸、千葉沖、そしてたまに北海道南部が、かわるがわる揺れていることに気がつきます。これらはすべて中央構造線の変成帯の上にちりばめられます。そしてその範囲が、熊本地震からあきらかに三波川変成帯上の玉突きだったのが、次第に上下にある領家帯、さらには秩父帯、さらにもしや太平洋側の四万十帯までに広がっていないか?と案じているのです。なるほど規模は小さくなってきましたが、そのかわりに範囲が広がっていっている。
おなじみの変成帯分布図です。
東北が揺れて熊本が揺れた・・・これは当初は地図の青い変成帯での玉突き作用でしょうと前に書きましたね。すると千葉沖は地図では海の中ですが、たぶん変成体でつながっているんだろうなあと考え付きますよね?しかしここはおそらくなんですが当初の三波川帯の南側の水色部分=秩父変成帯の上にあるように見えます。
茨城県沖は薄いピンク色の領家変成帯の上です。だから広がってきてるかなと、ちょっと最近いやな感じなのです。
こうした繰り返しのエネルギーはたまります。ある日プレートを動かしてしまう力に成長します。するとぼくが一番恐れているのは、それぞれのプレートのすべてのつなぎめに存在する相模トラフの揺れなのです。日本で最も深い日本海溝があり、そのままそれは南太平洋の世界最大の深さがあるマリアナ海溝につながっています。海溝とはプレートとプレートの重なる地震発生源。で、二つの世界最大級の海溝が並ぶここは、要するにリングオブファイアーの端っこの火山集中地帯です。だから伊豆諸島、小笠原諸島、そしてミクロネシアの諸島でオセアニアまでつながっている。そこにこないだ大地震があったニュージーランド島もあります。いつ大地震があってもおかしくないラインです。
深ければ深いほどそこが揺れると地震は巨大です。
まず、こいう大きなざっとした把握をしてみると、どこに住めばまずは安全かは見えてくるはずです。瀬戸内海か中部地方でしょうね。
北海道の渡島がよく揺れますのは、日本本土の変成帯からの影響の飛び火なんだろうと思います。もしかすると三陸沖にある変成帯と海中でつながった部分もあるかなと?
いずれにせよ地中に因果関係があるでしょう。
相模トラフは日本列島の東西の緩衝材のように存在し、ここが破損しますとちょっと困る。東西の端っこでの揺れがダイレクトに太平洋側に影響してしまう可能性があるんじゃないか?とね。
だからぼくはしろうとながら相模湾をいつも気にしています。
相模湾には富士火山帯の陸上の端っこがあり、さらに糸魚川~静岡線=フォッサマグナでできあがった大きな陸の溝の端っこに位置してます。非常にデリケートで、しかも東西の地震伝播の要だと思います。ちょうつがいのような場所。
相模トラフで大きな揺れがあると、そのパワーは南側の南海トラフにエネルギーとなって蓄積されます。
いやなんです。最近。