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スポーツと寿命

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不老長生という言葉が中国にある。
養生という言葉もある。
 
スポーツ活動と心筋症(突然死を含む)
「重量挙げ、レスリング、砲丸投げなどの静的運動(等尺運動ともいいます。いわゆる筋肉トレーニングが主体の運動です。)では、筋肉が急に縮まるような運動なので、心臓には圧力の負担がかかり、心臓の壁が厚くなって、重量も増えてきます(求心性肥大)。一方、マラソン、水泳などの動的運動(等張運動ともいいます。いわゆる持久力トレーニングが主体の運動です。)では、心臓から一回に送り出す血液の量が増えるため、心臓には血液量(容量)の負担がかかり、心臓の容積が増えます。結果として心臓は拡張という形で大きくなり、それに伴って心肥大となります(遠心性肥大)。」
 
 
いわゆるスポーツ心臓という症状である。
肉体を鍛えるプロスポーツマンが意外に長生きしないという主観的意見がある。
 
 
過激なスポーツの選手は
活性酸素の害で様々な障害や短命に

春山茂雄・田園調布厚生病院長著:「脳内革命」(サンマーク出版刊)から
 
 
  いい呼吸をしながら、楽な運動を長時間やると、酸素がたっぷり供給され、脂肪はどんどん燃えてくれます。脂肪を燃やす運動として最適なのはウォーキングです。私の病院ではマンツーマンで小1時間やってもらいます。これでずいぶん効果を上げています。
  ゆるやかな運動は脳内モルヒネも分泌させます。これが運動そのものを心地よいものにしてくれる。食事をしてから少し休憩して、それからウォーキングをすると、多少の食べ過ぎであっても、脂肪はどんどん燃えてくれます
 
■ 歩行が1日トータルで1万3千歩が目安
  なお、ウォーキングの量は1日トータルで1万3千歩が目安です。日常的にも歩きますから、ウォーキングでは8千歩から1万歩でよい場合もあります。これは個々のライフスタイルから計算してみてください。
 
■ 誰か仲間と行うことが長続きのコツ!
  問題はゆるやかな運動が、現実的にはなかなかこまめにできないことです。よいとわかっていても、なかなかできない。私の病院では患者さんに怠けずに続けてもらうために、相手をする人間をつけているのです。」
 
 


 
 
もっとも検索でヒットしたのはこの病院サイトだけなので、一概にスポーツすべてがダメなんだとはなかなか統計がないようだ。
 
翻って、狩猟生活と農耕生活では、これはもう圧倒的に農耕安定生活の長寿・・・・とはなっていない。
寿命とは個人のものであって、同時にその民族、集団、民族のものでもある。
縄文の狩猟生活でも、弥生の農耕生活でも、寿命に大差がないのは、医療がないことや衛生観念の欠落、流行り病が起きるなどなど、古代から明治初期あたりまでほとんど変わらない。日本人の平均寿命はこの間、ほとんど18歳で動いていない。え?18歳?まさか・・・と思うだろうか?
 
平均寿命はあくまでも平均であって、個体によっては非常に長生きする人もいる。そういう人は歴史に記憶された時代なので、文献などからは古代人が長生きでなかったことがなかなか伝わらない。戦国時代でも信長が舞ったように「人間五十年」が普通なんじゃないの?と思うだろう。しかしこれはあくまでも武家などの特別な人々の人生観であって、民衆は30そこそこで死んでしまう。それでも長生きだったのである。つまり統計すると幼児の死が非常に多かったので平均がぐっとさがるのである。
 
10歳までに死んでしまう乳幼児・児童は総数の半数を大きく上回る。
 
これを「神に食われた」と考えた時代が久しかった。
神に食われるを丁寧に言うと「召される」である。
 
神に召されるとは、往古にはまさに食われた=突然死・病死・災害死だった。
 
 
昨夜、プロ野球の土橋さんが77歳で亡くなった。
野球選手で100まで生きた人を筆者は知らない。
99まで生きて死んだスポーツ選手の話題もついぞ聞かない。
ニュースで死亡年齢を聞いてきたけれど、スポーツ選手は多くがかなり早く死んでいるようで、もちろん有名選手しか報道がないから、無名の人やアマチュアがどういう実態かは統計が見てみたい。
 
 
少なくとも激しい運動を毎日毎時やらねばならない運動選手の場合、当然肉体は酷使される宿命にあり、当然肉体疲労も激しい。もちろん遺伝子もあるし、条件次第ではそうでもないのだろう。だが張り切り過ぎないほうがいいのは確かのようである。
何か最近はチャリティTVというとマラソン完走が流行であるが、寿命を縮めているというしかない。そこまでして感動を売り物にして、義援金を募らされ、場合によっては笑いものになるのが、彼らの仕事だというのなら、もう少し本業の芸を磨いてもらうほうがありがたい気もする。そもそもそういう作られた主観的な感動とは無縁なので、さっぱり見る気もないが。
 
散歩は非常にいいそうである。
しかしそれではテレビ的には絵になるまい。
大汗かいて、能力以上のことをやって見せるから見るものは感動するんだろう。
考えてみたら見世物ではある。しかも見苦しい見世物が多い。
 
 
暗黙のうちに、視聴者はそれを求め、押し付けているわけである。
その対象者がもし画面の中で昏倒し、死亡でもしなけらば、このアホなバカサワギは終るまい。
 
 
狩猟民族でさえ、狩猟に頼りきっていたわけではない。ちゃんと畑作も貝の採集も、ドングリ拾いも、クリなどは栽培していた。確かに狩猟は目立つ行いではあるが、人間は主食が必要で、あまり目立たない採集のほうが、つまり女性の保守的作業のほうが毎日の食生活を守ったのだ。男どもは馬鹿騒ぎして狩猟冒険に出かけるが、獲物などはとれるかどうかわかったものではない。つまり目立つけれど狩猟は祭のようなものである。男意臭い大集団で大挙して何日も出かけ、ボウズは当たり前だったわけだ。要するに男とは、お祭騒ぎして名誉のために生きていた動物である。
 
弥生時代に農耕が定着したからと言って、その狩猟を男たちがまったくやめたわけでもない。こういうところをこれまでの学問は、両極に置きすぎている。そのほうがわかりやすいからそうしてきたが、見直されるべきである。
 
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こんなの見たい奴って、間接的人殺しだよね。
 
 
 
クリックするたび寿命は一秒延びます
うそです
 
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Kawakatu’s HP マジカルミステリーコレクション渡来と海人http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/
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Kawakatu日本史世界史同時代年表http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nennpyou.html
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ビデオクリップhttp://www.youtube.com/my_videos?o=U
 

 

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