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Channel: 民族学伝承ひろいあげ辞典
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追加資料・大分県日田市にある石人

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おまけ資料として日田市誠和町陣ヶ原の鏡坂(NHK中継所そば)に置かれてある二基の石人について。
以前かわかつワールドブログだったかに訪問記録を書いたはずだが、ブログを削除したのでよそ様の記事を貼り付けておく。
 
イメージ 1
 
石人  大分県指定有形文化財

「二基のうち一基は、扁平(写真向かって左側)、他の一基は円体の石人である。
 
扁平石人の頂部は、45cm、表に人面、裏に矢をさした靭を素朴に刻んでおりもと筑後八女の磐井(いわい)の墓、岩土山古墳に立てられていたものである。
 
天保(1830年~40年)ころ、これが久留米候(ママ、「侯」)から中津の僧大含に贈られました。大含から隈町の山田氏に贈られて嘉永7年(1854年)鏡坂に置かれた。
 
下部の台石は、そのときのもので広瀬淡窓(たんそう・松下村塾出の学者)の詩と青邨の由来を記した銘が刻まれている。後、さらに現在の場所に移された。
 
円体石人(向かって右側)は甲冑の姿を模し、後年の作であるが、由来もよくわかっていない。
 
この場所は、地元の人でもはっきりと知らない。実際、分かりずらい。陣ヶ原の石人といえば、とりあえず方向は特定できる。日田市街から銭渕(ぜにぶち)橋をわたり右折。100m先のローソンの左脇に「石人」の案内板。そこを左折。そして陣が原の方へ上がってゆき3本目の道を左折。山なりに上がって頂上付近の右側に石人がいます」
http://www.bungobunka.com/pro31.html
 
 
イメージ 2
後年になって誰かが岩戸山の磐井の姿をした石人を模造したか?
 
 
イメージ 3
こちらが岩戸山にあったものを久留米侯が寺に贈呈したもの。
 
 
 

 
 
追加
日田市には石人を持つ古墳はないと書いたが、一基だけ天満古墳群の2号墳に置かれてあったそうだ。画像なし。
 
 
(わが大分県のサイトで、考古学に関して詳細に調査して発表している在野サイトは今のところなし。まことに残念。また石人の分布図もほかになし。よって、より詳細な地図を次に掲載しておこうと思う。  Kawakatu2014・3末)
 
 
イメージ 4
 
 

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