Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1881

風の世界史2/PM2.5の飛来予測

 
 
 
最近、ニュースでよく耳にするPM2.5ですが、わかりやすく言うと、
大気中に浮遊する直径2.5μm(マイクロメートル)以下の微粒子状の物質
 
物質の種類は関係なく、2.5μm以下の大きさの物質全てPM2.5と言います。
 
※マイクロメートルとは、1ミリの1/1000の大きさ=0.001mmです。
 

PM2.5の大きさ

直径2.5μmといっても、具体的にどれくらいの大きさかは、
想像がつかないと思うので、具体例をあげます。
髪の毛(70μmくらい)と比べると、1/30程度の大きさ スギ花粉(30μmくらい)と比べると、約1/10以下の大きさ
 
これを見るとわかると思いますが、PM2.5は目に見えない
非常に小さな超微粒子なんです。
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
PM2.5_photo450

出典:東京都ホームページ
(http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/air/air_pollution/PM2.5/)

 

PM2.5が発生する原因

中国で発生しているPM2.5の主な原因は、火力発電や工場などで、
中国国内の安価な石炭を環境設備をせずに燃やしていることです。
 
また、中国の家庭で冬場の暖房に使用している質の悪い練炭や、
質の悪いガソリンを使用した自動車が急激に増えたことも、
原因の一つになります。
 
そして、タバコの煙にもPM2.5が含まれていることが、最近分かりました。
 
つまり、タバコの煙が漂った部屋の中で生活を
しているような状態のような感じですね。
 
ちょっと怖いですね (-_-#)
 

PM2.5の成分

PM2.5には下記のようないろいろな物質が含まれています。
 
炭素、硝酸塩、アンモニウム塩、硫酸塩、ケイ素、
ナトリウム、アルミニウム
など。
 
以上のような、たくさんの成分が混ざったものでできています。
 
体に悪影響を及ぼすことは、間違いないようですね。
 

PM2.5が人体に及ぼす影響と症状とは?

PM2.5は粒子の大きさが、非常に小さな超微粒子なため、
肺の奥深くにまで入り込みやすいです。
 
PM2.5が肺の奥深くに入ってしまうと、ぜんそくや気管支炎などの
呼吸器疾患や、循環器系疾患などのリスクが増えます。
 
また、ぜんそくの方がいつもより症状が悪くなったり、
アトピー性皮膚炎の方のかゆみが増したりなど、
症状が悪化傾向にあるという報告があるようです。
 
特に、呼吸器系や循環器系に疾患をもつ方や、お子様、老人などは
影響を受けやすいと思われるので注意して下さいね。
 
 
PM2.5を一定量を吸い込んだ場合の人体に及ぼす
具体的な症状としては、以下のようなものがあります。
◆短期暴露によってすぐにあらわれる症状
喉の痛み 結膜炎症状(充血、かゆみ) 鼻炎症状(鼻水、くしゃみ) 咳 においを原因とする気分の悪化 循環器疾患(狭心症など)、呼吸器疾患(喘息や肺気腫、慢性気管支炎など)が持病の人の症状の悪化等
 
→上記の症状については、一般的に大気の良化とともに消える症状です。
 
◆長期慢性暴露によって徐々にあらわれる症状
循環器疾患(狭心症など)、呼吸器疾患(喘息や肺気腫、慢性気管支炎など)の発症や悪化 肺がん発症リスクの増加等
出典:ヘイズ中に含まれるPM2.5の対策について – シンガポール日本人会
www.jas.org.sg/health_haze_4jul2013(PM2-5)_j.pdf

 

PM2.5はどれくらいの濃度で影響があるの?

環境省による日本の環境基準によると、PM2.5の濃度の1日の平均値
35μg/m3以下であれば、健康には影響はないとされています。
 
しかし、1日の平均値が70μg/m3を超えてくると、人体に健康影響
出現する可能性が高いので注意が必要です。
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
tab3-1 dai

出典:微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html
 

自分の居住地の、PM2.5の濃度を調べるには?

環境省大気汚染物質広域監視システムの「そらまめ君」で
PM2.5の濃度を調べることができますよ!
 
 
 


 
 
風は世界を動かしてきたが、今、東アジアは中国が大量に流出させていると考えられるPM2・5に脅かされている。
 
偏西風に乗って西から東へやってくるこの大気汚染の濃度は、その日、そのとき、により日々刻々と変化しながら押し寄せてくる。
 
しかし、その季節の風向予測や雨や雪の降り方から、日本列島での濃度の濃さはかなり予測ができる。
 
まず地形では、日本列島を縦貫する高い山脈はひとつの障壁にはなっている。強風の日に雪が山岳の西側に日本海の湿気とともに吹き付けても、意外と雪が積もっているのは東側に集中するように、風は山の西側には吹き付けても、強すぎて、そのまま上昇し、むしろ東側に雪を降らせることが多い。黄砂やPM2.5も同じことである。
 
列島でも直接中国の黄河に対面している九州を例に取れば、大気汚染や黄砂を含む風は、まず福岡県などの日本海側へふきつけ、ダイレクトにそれを降らせたあと、筑紫平野を通って九州山地、英彦山、久住山などにつきあたり、一旦上昇気流に乗り山の東側へ。徐々に下降して、山麓を超えた大分県東部の中央部を越えた海岸部大分市・佐賀関方面に落下する。
 
もちろんこれは基本的な風の動きなので、その日その日で変化する。
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 1
 
 
 
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 2
 
 
上図のように最も濃度が濃い場所は、必ずしも日本海側だけではなく、意外にも関西でも多い。風は物理的に衝突の跡上昇し、気流に乗って遠くへ円弧を描いて降り積もることがある。
 
例えば中国で原発事故が起きたとしても、季節風によって違いはあるが、基本的に風に乗って西から東へ大気がやってくる。もしその季節が春先だった場合、それはいっそう確実になる。もちろんチェルノブイリの事故がまた冬に起きた場合、冬の北風に乗ってこれも列島へ。
 
列島は東アジアの堤防の位置にある。海流もそうだが、あらゆるものが押し寄せる。
 
 
これがもっとこまかく、あなたの居住地そばの原発や工場などを考える場合はもっと細かな風の動きが影響するだろう。東側にある原発が事故って、その風が西側へこないとも限らない。予測は非常に難しい。その日、そのときによって風は変化する。
 
基本的に、風は高温なところから低音な場所へ、高いところから低いところへ吹く。だがその方角は地球の大動脈である偏西風の影響下にある。
 
 
福島原発の事故のとき、政府、気象関係者は、そのときの放射線のゆく方向を予測できなかった。今の科学はその程度だと想っていなくてはならない。地震そのものもそうだが、地球の鳴動を前もって知っておくなどは、まず不可能なのだと想っていたほうがよかろう。それが人類の今のところの実力なのだ。
 
 
今日のPM2.5予測http://pm25.jp/
 
 
 

 
 
さて、前の章で書いたとおり、風がもたらす乾燥は、地球の南北緯度30度周辺に砂漠を形成する。中国では実は湿潤だと想われている長江流域がそのピンポイントにある。ところが江南は高温多湿でほぼ日本と同じ気候であり、稲作に向いている。黄河文明が乾燥で滅びると、江南にはまた宋のような大国ができあがり、再び南朝の時代がきたのである。その理由は、大気の乾燥を東シナ海の湿気が調和瀬手、ほどよい湿気をもたらしてくれたからである。さらに長江河口部に堆積した土砂は肥沃で、南船北馬という言葉を生み出すほど、中国の南北に明暗をもたらした。北朝の漢も魏もかんたんに乾燥にしてやられた。中原の南北は、乾燥に強い粟・ひえ・麦栽培・畑作中心、江南は湿潤を好む稲作・水田中心である。ところが今の中国が全域でコメを愛するのは、乾燥時代に南下した中心地が江南にあったためなのである。点心・麺は小麦で造るから黄河以北の北京料理なのである。
 
日本列島でも砂漠ができないのは太平洋と日本海と東シナ海に囲まれた島だからである。夏の高温多湿はうとましいけれど、実は冬場には列島を護る防衛網になってくれるのが海である。
 
黄砂は黄河の肥沃な黄色い土砂を堆積させた北京周辺の砂漠から吹いてやってくる。この砂は日本の国土を肥沃にしてくれた。それに乗って、今は迷惑なスモッグもやってくる。
 
先日、筆者の住む東九州では、県都大分市よりも東岸部の佐賀関半島のほうがPM2.5濃度が倍以上高かった。東北では太平洋側といえども大雪も降る。もちろん遠いからと言って大気汚染が少ない日ばかりではない。
 
 

 
 
風は人類を動かしてきた。
主観的な民俗宗教である陰陽五行でも、風は木気で水に勝つとされてきた。
風を知ることは水を制することであり、それができることが王の最大の条件。つまり治水王が中国の祖人であることと合致する。
 
 
 
地球規模で見つめれば、あいかわらず人々はその日暮しである。大地や風や海の変動にまったくついていけてはいない。つまりあいもかわrずわれわれは無知なままである。だから失敗は繰り返される。科学や気象学は未熟なヨチヨチ歩き。なにに心はおごり、知らぬことなどないと大自然をなめている。自然が神だった時代からまったく進化していない。ただわずかに貨幣経済を神のようにあがめ、本物の神である自然の摂理をあなどれば、当然、そのしうちをうけ続けるのである。つまり反省がない生き物が人類。立ち向かう相手を間違えている。ところがそれに立ち向かおうとしても、自然はつねに摂理で動き、摂理を知ろうとしないわれわれを簡単に裏切る。なめているからである。
 
 
薄いアスファルトでカバーされた都会の「えせ大地」を完璧な防衛壁だと勘違いし、卵の中のヒナのように、完全に護られているとおごり高ぶっている。ところがフビライもジンギスカンも卑弥呼も、王と言われた権威的歴史上の人物でも風や水にはついに勝てなかった。
 
 
環境を語るならまず風を語れ。
 
足元の大地の鳴動すら予測できないわれわれに、永遠に地球を理解できる日はこないだろう。
 
Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 4
 
 
30度線の南側に樹木を植えて砂漠が防げると思い込む、えせ環境大好き人間がいる。そこでの地球の乾燥化の歴史は歴史時代以前の数十万年前からの宿命なのであるにも関わらず、あがらおうとする。所詮、侏儒(しゅじゅ)の生業ではあるまいか?だが永遠の夢に立ち向かうその志やよし。だが、そこは今後、まだ永遠に乾燥すると地球が決めた場所。努力はむくわれない場所なのだ。相手は数万年などひとっとびする時間軸を持った神なのである。なにに人の寿命はわずか100年。爪の垢ほどもない時間帯である。護るべきは今、守られているかに見える自国の森。
 
くれぐれも、日本の森は東アジアの堤防なのだ。
防波堤なのだ。障風林、防波森。
 
 
 
日本がなくなれば半島もなくなる。双方の小国が消えれば、中国もロシアも、直接アメリカと対面することとなる。クッションなき東アジアは、そのとき欧米の衰えてゆく文明とのあいだに征服戦争を引き起こすだろう。そのとき、大自然の神は最後の審判を人類に下すだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Kawakatu’s HP 渡来と海人http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/
かわかつワールド!なんでも拾い上げ雑記帳
 
http://blogs.yahoo.co.jp/hgnicolboy/MYBLOG/yblog.html
画像が送れる掲示板http://8912.teacup.com/kawakatu/bbs/
Kawakatu日本史世界史同時代年表http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nennpyou.html
公開ファイルhttp://yahoo.jp/box/6aSHnc
装飾古墳画像コレクションhttp://yahoo.jp/box/DfCQJ3
ビデオクリップhttp://www.youtube.com/my_videos?o=U
デジブック作品集http://www.digibook.net/?entrycode=openAuthorDigiBookList&companyuuid=a09029c91b6135a0ab4fbd77295016a8&pageno=1
 
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1881

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>