佐世保・高島、宮の本遺跡の太い腕の人骨と海の道・貝の道
筋骨隆々の弥生人?太い上腕の人骨出土 長崎の離島 「筋骨隆々の弥生人の集団が西北九州にいた-。長崎県佐世保市・高島の「宮の本遺跡」でこの夏、上腕骨が一般的な弥生人よりも一回り太い、約2千年前の人骨が出土した。人類学者によると、西北九州の離島で見つかった弥生人骨には、こうした特徴があるという。「弥生文化=農耕社会」と思われがちだが、高島の弥生人は異なる暮らしをしていたようだ。...
View Article聖徳太子イメージの創作者
聖徳太子は天智~光明皇后が、日本に仏教を定着させるために創作された、日本自前の聖人である。中でも、持統から光明皇后・聖武までの王族にとって、ことにそれが大事だった。天智にとっては、白村江敗戦による唐と新羅の連合軍が追いかけてくることへの、政治的団結を助けるための架空の仏教聖人だったのであるが、持統にとっては自らが藤原神道が造りたい皇国史観の傀儡としてのわが身を実はなげいており、その正反対の外国宗教で...
View Article砂漠の思想 アラブを理解するために
砂漠を舞台にした芸術と言えば、誰でもまず「アラビアのロレンス」を思い浮かべるだろう。1926年から18年にかけての「アラブの反乱」を背景にした映画だった。アラブがオースマン帝国の支配から独立し、アレッポ~アデン一帯に独立国家を樹立しようとしたのを、英国の軍人ロレンスがそれを援助するお話である。この映画と、ほかに「ロード・ジム」「天地創造」「おしゃれ泥棒」などなどの映画は、ロレンス役だったシェイクスピ...
View Article近畿の百済王国と蘇我氏・東漢氏と檜前宣化天皇の関係
●奈良の百済地名北葛城郡広陵町の東部はかつての百済村である。葛城川と曽我川に挟まれた地域。また北百済村(きたくだらむら)がかつて大阪府住吉郡・東成郡に存在した。また大阪府枚方市から交野市にかけては、百済王族が住まわされた土地である。そこに継体大王の樟葉宮があったからである。近畿地方にはこのように、飛鳥時代以前以後の渡来による、百済由来の土地がいくつかある。その最古で、本貫地だったのはやはり広陵町の百...
View Article天皇以上の天皇、人間としての今上天皇明仁はん
昨日は85歳の誕生日だった。今上天皇明仁はん。平成最後の12月23日の天皇誕生日。テレビで、陛下が慟哭されていた。はじめて、天皇と言う存在が涙するのを見たことが、驚きだった。改めて、人間としてのこの方の素晴らしさを初めて見て、もらい泣きした国民も多かろう。敗戦の昭和天皇の後を受け、国外国内からの批判など、あるいは宮内内部からの、「こうあるべき」というような声もあったことだろう。昭和を、33年彼ととも...
View Article動物たちの出身地 その1/ラクダ・ガチョウ
動物たちの出身地 その1/ラクダ・ガチョウ ラクダは中東砂漠が派生本だと、あなたは思っていないだろうか? 「ラクダ科の生物の現在の分布は、過去の分布とは全く異なっている。北米原産との説が強く、また一時は北極圏にもラクダの仲間が生息していた可能性がある[3]。...
View Article本年度最終総括・アスカ地名由来とそれが示す朝鮮王家近畿 そこに高句麗王族はいない 年末あいさつ付き
あすか(飛鳥、明日香、阿須賀、安宿) 地名 飛鳥 (青森市) - 青森県青森市の大字。 大向飛鳥 - 青森県三戸郡南部町の大字。 浄法寺町飛鳥 - 岩手県二戸市の大字。 飛鳥 (酒田市) - 山形県酒田市の大字。 飛鳥 (明日香村) - 奈良県明日香村の大字。 飛鳥 (羽曳野市) - 大阪府羽曳野市の地域。 飛鳥 (名取市) - 宮城県名取市高舘熊野堂の大字。 飛鳥町 - 三重県熊野市の大字。...
View Article災害最終総括・フィリピン海プレート北北西に動くとき陰陽災いを北北西に引き起こす フューチャリング紅白いっちおすすめ歌手DAOKOかけてあげる
災害記事として最終総括するのを忘れていました。今年の紅白初出場歌手のKawakatu一番のおすすめはDAOKO。数年前からぼくのいちおし。歌わないだろうけど”かけてあげる”をBGMに。https://youtu.be/F5bIdqZHEOoやばい!今年、インドネシアスウェラジ島の津波は記憶に新しい。今年二回もインドネシアがM7クラス大地震に見舞われた。そして昨日、今度はフィリピンでM7クラス・・・h...
View Article東北に弥生時代はあったか?垂柳遺跡水田跡 穀物に支配される男ども
1955年と言うから筆者が生まれた年である。すでに60年以上が経過した。青森県。垂柳遺跡(たれやなぎいせき)という弥生の水田遺構が、青森県南津軽郡田舎館村で発見されている。弥生時代中期の遺跡。国史跡。https://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/aomori_jomon-yuyugaku-056.html民俗学的映画を撮り続ける前田憲一(「土俗の乱声」199...
View Article使い分けが難しい四つ仮名 スとツ、ズとヅなど、丸い餅と四角い餅もついでに
日本語には四つ仮名というものがある。「四つ仮名(よつがな)とは、ジ・ヂ・ズ・ヅの4つの仮名をいう。現代日本語の多くの方言において、これらの音韻の発音の統合が起きていることに言及するために使われる術語である。...
View Article「落ちない葉っぱ」も落ちますよ ヤマコウバシ
今受験生に流行っているヤマコウバシの葉っぱ、知ってますか?http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-yamakoubasi.htm真冬に枯れても落葉しないから、受験生に受けているそうです。広島市東区尾長天満宮...
View Articleボスニアのピラミッド捏造計画は自然破壊行為
「ヨーロッパ各地から集まってここに署名したわれわれ専門考古学者たちは、ヴィソコ近辺で行われているいわゆる「ピラミッド」プロジェクトにボスニア当局が支援を続けていることに対し強く抗議したい。この計画はものを信じようとする大衆への残酷な詐欺行為であり、本物の科学界には存在しないものである。本物の考古学的遺産を保護するうえで非常に役立つ希少な資源を浪費しており、ボスニア・ヘルツェゴビナの専門の考古学者たち...
View Article[転載]エンドルフィン(脳内麻薬)/人類が生き残れたわけ /超常現象をみてしまうのはなぜか//
人類はなぜ氷河期や過酷な時代を生きながらえることができたのか?それは苛烈な状況を耐えた結果に脳が生み出したある分泌物のおかげだった・・・。 最近、 よい発見に出会えないので、過去記事から転載します。 エンドルフィン「エンドルフィン (endorphin)...
View Article梅原猛の功罪
12日、哲学者梅原猛が死去した。人間である限り、いいところと悪いところがどうしてもあるが、よかったところ・・・科学・経済主導型の近代思想の多くに対して、「別の視点」を、日本人では最初に言い始め、権威主義の京都的自然科学や社会科学、『日本書紀』至上主義的日本史史観への逆説的な反論を試みたところであり、悪いところは、いいところの宣伝が利きすぎて、マスコミを巻き込み、主観性の強い、専門外の民衆大向こうを魅...
View Article『やまんば』と敗者の視点・市原悦子
『やまんば』を今、布団の枕元に置いて、寝る前につんつんとつまみ食いしている。市原悦子の2013年発行の対談集である。恩地日出男さんらとの楽しい思い出話である。本のタイトルは市原自身がふっと思いついたらしい。市原は昔話の朗読以来、自らを歴史の敗者となったやまんばと観ていたようだ。この本でも随所にそのような視点が出てくる。彼女の敗者の視点は、最初柳田國男が、さらに考古学者森浩一が、あるいは小説家井澤元彦...
View Article荒魂と和魂と祟り神
日本の神には古来、荒魂(あらみたま)と和魂(にぎみたま)という二律背反概念があった。荒魂はすなわち祟り神(たたりがみ)でもある。これは自然のなりわいとまったく同じ概念・・・と申すか、日本の神はまさに自然神だということである。自然とは、宇宙、地球のなりわいで、天象である。今で言えば自然現象。地球環境である。自然はときにおだやかで、ときに荒々しい。それがそのまま神の和魂と荒魂のことである。やがて和魂には...
View Articleアウストラロピテクス・セディバ
「アウストラロピテクス・セディバと呼ばれるこの化石は、南アフリカの著名な人類化石遺跡群であるマラパ洞窟で、9歳の少年によって偶然発見された。見つかったのは男性と女性の骨格の一部。発見以来、学界では最初期の人類とそれ以前の猿人との間をつなぐミッシングリンクなのかどうかについて、議論が巻き起こっていた。...
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